インテリアコーディネータ「川上ユキ」さんのインテリアコラム「すてきの糸口をさがして」

第5回 キッチンを整えて、楽しく家事をしよう「お気に入りの調理道具から始める」

すてきの糸口をさがして TEXT: yuki kawakami

すてきの糸口をさがして TEXT: yuki kawakami

今回のテーマ:キッチン
「すてきの糸口」を見つける。今回は、キッチンがテーマです。キッチンの片づけやモノ選びについてお話します。
忙しい毎日、食事の用意や片づけに追われてバタバタとキッチンで過ごしていませんか?キッチンは人の笑顔につながる「食事」をつくる場所。誰よりもまず、自分自身がいい顔でキッチンに立ちたいなと思います。キッチンがもっと好きになる「すてきの糸口」を探していきましょう。

第5回 キッチンを整えて、楽しく家事をしよう「お気に入りの調理道具から始める」

”モノ”の話。

わたしも毎日の料理を作ります。最近は主人のサポートも手厚くなって以前よりラクをしていますが、それでも献立を考えて、下ごしらえをして、調理して、洗い物をして…と自分が中心になって動くことは変わりません。

美味しいものを食べたい、でも誰も作ってはくれない。自分が頑張るしかありません。料理上手な母が毎晩あれこれ作ってくれた子どものころが懐かしく思い出されます。

仕事が立て込みハードワークが続く日は、心も体もへとへと。夕飯の献立も思いつかなければ、料理への気力もほとんどゼロになっています。はぁーとため息交じりにキッチンに立ったとき、ふっと気持ちを救ってくれるのが調理道具です。自分の好きな調理器具で、手を動かしていると少しずつ元気が出てきて、”料理がんばろうモード”に変わっていくのです。

手に近い道具は、愛着が湧きやすく、気に入ったモノを持つとわけもなく自信が湧いてきます。そんな道具が1つ増えるだけで、毎日キッチンに立つのが楽しくなるに違いありません。今、お使いの調理器具はどんな経緯で手にしたものでしょう?気持ちがふっと救われることはありますか?ここに1つめの「すてきの糸口」がありそうです。

@気分をあげてくれる、シェフ気分の道具。
ステンレスのボウルに卵を割り入れたり、切れ味のいい包丁でキャベツを千切りしたり。「プロ仕様」「業務用」「ステンレス」、そんなキーワードの道具なら、いつもと同じふつうのことをしていても、自分がかっこいいシェフのように思えてきます。

ベルメゾンデイズのキッチン道具に、「ステンレスボウル&ザルセット」があります。ザルを下にボウルでフタをして野菜の水をきる様子には興味津々でした。わが家のボウルはあそこまでピッタリ重ならないですから、いいシェフになった気分が倍増しそうです。

Aいい道具をそのまま飾る。
いい道具はそのまま見せて置いてもサマになります。そもそものデザインに無駄が無く、素材にも重厚感があるからです。道具を見せて置く場合は、ステンレス、黒、木製、素材や色をそろえておくとアイテムが違ってもまとまりが出るのでセンスよく見えます。また、ツールスタンドに入れるときは、少し深めのを選んでおくとボトムに重心がきてバランスよく見えます。

PROFILE

川上ユキインテリアコーディネーター / プロダクトデザイナー

川上ユキ

Photo © Masaharu Hatta

インテリアコーディネーター / プロダクトデザイナー

住宅関連企業で家具や住宅などの商品開発、デザインコンサルタントを行う。またインテリア・収納の講師として、女性誌を中心に新聞の連載やテレビなどでも活躍。デザイナーとしての実践的な生活提案に定評がある。
主な著書に『独り暮らしをつくる100』(文化出版局)、『カエテミル』シリーズ(大和書房)、『収め納める』(世界文化社)他。著書はわかりやすい内容とセンスのよい提案から海外翻訳本も多数に及ぶ。

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