インテリアコーディネータ「川上ユキ」さんのインテリアコラム「すてきの糸口をさがして」

第8回 キッチンを整えて、楽しく家事をしよう「キッチンが好きになる、プラス1」

すてきの糸口をさがして TEXT: yuki kawakami

すてきの糸口をさがして TEXT: yuki kawakami

第8回キッチンを整えて、楽しく家事をしよう「キッチンが好きになる、プラス1」

「気分を上げる」

私の義母はよくキッチンに花を飾っています。植木鉢の花を摘んでちょこんと小さなガラス器に活けているのですが、とても愛らしく、義母の気持ちの優しさを感じます。 わたしもときどき真似てシンクのうえに花を置いてみます。調理にバタバタしているときでも、目に入ると優しい気持ちになります。

キッチンは作業の場所なので、あらためて何かを飾る必要はありませんが、箸休めのように目を休める何かがあると心がふっと軽くなります。

好きな器の並ぶ棚や、家族が見えるカウンター…皆さんにはここが好きだなぁと思う場所やコーナーはありますか?そこに何かプラス1して飾ってみれば、もっとキッチンが好きになる「すてきの糸口」がありますよ。

@キッチンが好きになる +1のコーナー
好きな場所やコーナーに、プラス1で花瓶やお土産、置物、お茶セットなど、お気に入りを飾ってみましょう。大きいモノを飾ると作業に影響するので、高さ15cmくらいの大小2個セットで飾るとバランスがよくかわいく見えます。いちばんのポイントは、聖域のように周りに何も置かないこと、これで飾ったモノが引き立ちます。

Aキッチンが好きになる 布モノでアクセントをつける
モノを飾るのはちょっと…という場合は、布でアクセントをつけるのもいい方法です。北欧風柄のものやカラフルなナプキン、1箇所だけ彩りをそえましょう。モノを厳選することですっきりしたキッチンなら、こうした色がきれいに映えてきます。

あとがき
リビングに比べると「すてき」とは縁遠い場所に感じますが、家事に没頭するキッチンこそ、「すてき」を盛り込んで、疲れたときのおやつのように、気持ちに「嬉しいや楽しい」をプラスしたいと思います。

毎日料理をつくるわたしたちですが、いつも同じコンディションとは限りません。ブルーな気分のときもあれば、ムスっとした日もある。だけど目の前にちょこっとでも「すてき」が広がっていれば、そんな気分は換気扇にごごごぉーと吸い込まれ、気分一新、いつも清々しい気持ちでキッチンに立てるのではないでしょうか。

PROFILE

川上ユキインテリアコーディネーター / プロダクトデザイナー

川上ユキ

Photo © Masaharu Hatta

インテリアコーディネーター / プロダクトデザイナー

住宅関連企業で家具や住宅などの商品開発、デザインコンサルタントを行う。またインテリア・収納の講師として、女性誌を中心に新聞の連載やテレビなどでも活躍。デザイナーとしての実践的な生活提案に定評がある。
主な著書に『独り暮らしをつくる100』(文化出版局)、『カエテミル』シリーズ(大和書房)、『収め納める』(世界文化社)他。著書はわかりやすい内容とセンスのよい提案から海外翻訳本も多数に及ぶ。

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