インテリアコーディネータ「川上ユキ」さんのインテリアコラム「すてきの糸口をさがして」

第16回 収納が変わると暮らしが変わる 特別実践編:お宅大改造!(第3回後編)

すてきの糸口をさがして TEXT: yuki kawakami

すてきの糸口をさがして TEXT: yuki kawakami

こんにちは、インテリアコーディネーターの川上ユキです。

「すてきの糸口を探して 特別実践編」。
Sさん宅お宅改造、第三回は「キッチン お片づけ・後編」をお届けします。

第14回 収納が変わると暮らしが変わる 特別実践編:お宅大改造!(第3回後編)

■4つの片づけ、キッチン後半です。

Sさんちのキッチンは、ポイントを絞って4箇所、片づけをしています。

前編では、@シンク下、A食器棚の上を
後編では、Bワゴン上、Cテーブル上をご紹介します。

■「夢」を感じる、キッチンにしよう!

お教室をするSさんにとって、
キッチンはどこよりも思い入れの強い場所だと思います。

だから、ご家族をはじめ、生徒さん達…ここに集まる人が
「素敵なキッチンだから、来るのが楽しい」と感じる空間になれば、
Sさんはすごく嬉しいんじゃないかなぁ。

と考えて、後半のBワゴン上、Cテーブルの上は、
片づけだけでなく、キッチンが素敵に見える、ことにも重点を置きました。

■ワゴンを整えて、試食タイムをもっと楽しく!

まずはBワゴン上。
ここには「お茶セット」が置いてあります。
出窓にコーヒーメーカーがあり、
お菓子教室では試食の際、生徒さんがお茶の用意をします。

大きな窓があるので、雰囲気がいいと、
きっと、Sさんも生徒さんもこの前に立つのが嬉しくなるはずです。

ですが、現状は、使い勝手も見た目も、すこし残念…。
ワゴンのサイズは幅90cmと大きいのに、
使える天板は40cmほど。狭くて使いづらそうです。
そのせいでモノがうまく入りきらず、雰囲気もやや殺風景です。

家具を替えたりするのは大がかりなので、
ここは裏技的な片づけ、今のワゴンにバラ売りの
「キューブボックス天板」を足すことにしました。
これで収納力と雰囲気、両方をアップさせます。

■最後に、テーブルの上で、キッチン総仕上げ。

キッチンの最後は、Cテーブルの上、です。

お使いのテーブルもイスも教室用に集めたそうで、
いろいろカタチの違うモノが集まっていました。
全体の統一感が出れば、キッチン全体の雰囲気がぐっと上がるはずです。
そこで、Cテーブル上、では3つ手を入れることにしました。

a.イスにカバーを足して、おそろいに見せる。
b.テーブルはテーブルランナーを敷いて、2台のつながりを出す。
c.おまけなんですが、せっかくなので床のキッチンマットも変えましょう。

3つのアイテムを替えただけですが、効果的に変わりました。
なぜ効果的だったか。
その理由は、マットやイスといった大きなアイテムを替えているからです。
大きなアイテムは目につきやすい分、変化もよくわかります。
なので、手早く効果的に
「部屋が変わった!」という印象がつくれるのです。

皆さんも、ぱっと部屋の印象を変えたいときは、
小さなアイテムではなく、大きなアイテムに注目してみてくださいね。

では、最後にキッチンのビフォー、アフターをどうぞ。

いかがだったでしょうか。キッチン 片づけ編。
片づけをきっかけに、最終的にはキッチン全体がステキになりました。
Sさんも、「みんな(生徒さん)、驚くと思うなぁ」と仰ってました。

さて、次回は、Sさん宅改造で、
もっともアツかった「和室 片づけ編」です。
くせ者のラックを解体して、和室の押入を見直して、
新しいラックを導入して、整理整頓をして…と大忙し。
モノの量は、リビング&キッチンの比じゃありません。
めっちゃ多かったです!

書類から洋服まで、捨てずにしっかり片づけましたので
どうぞお楽しみに!

PROFILE

川上ユキインテリアコーディネーター / プロダクトデザイナー

川上ユキ

Photo © Masaharu Hatta

インテリアコーディネーター / プロダクトデザイナー

住宅関連企業で家具や住宅などの商品開発、デザインコンサルタントを行う。またインテリア・収納の講師として、女性誌を中心に新聞の連載やテレビなどでも活躍。デザイナーとしての実践的な生活提案に定評がある。
主な著書に『独り暮らしをつくる100』(文化出版局)、『カエテミル』シリーズ(大和書房)、『収め納める』(世界文化社)他。著書はわかりやすい内容とセンスのよい提案から海外翻訳本も多数に及ぶ。

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