インテリアコーディネータ「川上ユキ」さんのインテリアコラム「すてきの糸口をさがして」

第17回 収納が変わると暮らしが変わる 特別実践編:お宅大改造!(第4回前編)

すてきの糸口をさがして TEXT: yuki kawakami

すてきの糸口をさがして TEXT: yuki kawakami

こんにちは、インテリアコーディネーターの川上ユキです。

「すてきの糸口を探して 特別実践編」、最後は和室編です。
Sさんご自身も「手のつけようがない」という和室は、とにかくモノが多い!
これをどうやって、捨てずに片づけたか? 前・後編でお届けします!

第14回 収納が変わると暮らしが変わる 特別実践編:お宅大改造!(第4回前編)

■あらためて、現状を見てみましょう。

■大量のモノを、捨てずに片づけよ!そのために必要なこと。

今回、Sさんんのリクエストは、「何も捨てないでください」です。
比較的片づいていた、リビングとキッチンに比べると
和室は格段にモノが多く、明らかに収納も不足しています。

モノを捨てずにしまいきるには、「どうやって収納スペースを増やすか?」がカギ。
そこで必要なのが「押入の改造」と「新しいシェルフの設置」です。
こんな風に、モノをしまいきります。

■よく使う、押入の上段から。中を空っぽにして、さぁ、スタート!

Sさんちの「捨てない片づけ」は、押入改造にかかっています。
ちょい足し程度では入りきらないので、ここは根本的な見直しです。

Sさんちの押入、よく見ると、すき間があり「まだ詰められる」状態。
中のモノをいったん出して空っぽにし、必要な収納用品を足せば
ムダなすき間がなくなり、モノが入るようになります。

■使う頻度を気にしながら、モノを戻す

収納用品を置いたら、洋服やカバンを戻します。
このとき気をつけたいのが、「使用頻度」。
「使用頻度」と聞くと、面倒くさいしスルー、スルー…なんて思っていませんか?

A「今月、使った」=よく使うモノ→手前に入れる。
B「半年くらい使ってない」=使わないモノ→奥にしまう。

くらいの基準でもいいので、まずは意識してしまうクセをつけましょう。

ここを頑張れば、出し入れがスムーズになり、あとあとの生活でラクができます。

■まだまだ、続きます。次は下段。解体したラックの部品も、くまなく使用!

押入の下段には、重いモノ、サイズの大きなモノをしまいます。
解体した奥行90cmラックからは、ボックス類がどんどん出てくるので
それらも再利用しながら、掃除機からミシン、ひなまつりの催事品まで収納しました。

■スタートから2時間、押入が終了!

Sさん、編集部Aさん、そしてわたし。3人でふーふー言いながら、
押入の片づけが終了。地味な作業でしたが、効果は絶大です。
押入内の収納効率があがり、あふれていたモノがほとんど入りました。

いちばんの難題、押入をクリアし、和室の片づけも大詰め。
次回「後編」では、新しいラックでさっぱり生まれ変わる、和室の様子をご紹介します!

PROFILE

川上ユキインテリアコーディネーター / プロダクトデザイナー

川上ユキ

Photo © Masaharu Hatta

インテリアコーディネーター / プロダクトデザイナー

住宅関連企業で家具や住宅などの商品開発、デザインコンサルタントを行う。またインテリア・収納の講師として、女性誌を中心に新聞の連載やテレビなどでも活躍。デザイナーとしての実践的な生活提案に定評がある。
主な著書に『独り暮らしをつくる100』(文化出版局)、『カエテミル』シリーズ(大和書房)、『収め納める』(世界文化社)他。著書はわかりやすい内容とセンスのよい提案から海外翻訳本も多数に及ぶ。

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