燕三条の「水切り」

新潟県にある燕三条の工場で、水切りの製造過程を見学しました。

DAYS QUALITY OF JAPAN 日本のものっていいな。第二回 燕三条の「水切り」

江戸時代から続く、「金属加工の聖地」へ!

日本のものづくりを訪ねるシリーズ。
第二回目は新潟県は燕三条へやってきました。

皆さんは燕三条という地域をご存知ですか?古くは江戸時代に和釘作りが始まり、そこから長い年月をかけて培ってきた技術により、現在は世界にほこる金属製品や刃物で有名な一大産地として栄えています。

また過去には、世界的にも有名なコンピューターやスマートフォンなどを製造する会社の、デジタルオーディオプレーヤーの本体裏面の鏡面加工を世界で最初に請け負ったこともあるようで、「金属加工の聖地」とも呼ばれているようです!

食器洗いのストレスを無くしたい!

それは1人の主婦スタッフの声がきっかけでした。

毎日の料理で一番面倒なのが洗い物。
「洗った後の食器を置く水切りに対するストレスがたまっているので何とかして欲しい!」
と商品担当者に相談がありました。
主なストレスは、
@食器が多いので水切りにキレイに収まらない!(無理をすると食器の雪崩が起きてしまう!)
A水アカやぬめりがトレイやバスケットにたまって気になる!
Bリビングから見えた時に生活感が出て嫌だ!
と、かなりストレスがたまっているご様子…。

そんな主婦スタッフの悩みを解決するために、
「ストレスフリーで食器洗いが楽しく、かつ永く使える水切りを作ろう!」
そんな商品担当者の強い想いから商品作りは始まったのです。
3つのストレスを解決するキーワードは
@洗う食器が多くてもキレイに収まる。
A水アカや汚れが気にならず、お掃除がしやすい。
Bとにかく見た目が美しい。
です。
果たしてそんな夢のような水切りが作れるのでしょうか…?

職人たちが夢をかなえました。

ストレスを解決するための3つのキーワードを兼ね備えた水切りを作る為に、最初に決まったのが素材。バスケット本体には「18-8ステンレス」と呼ばれるサビに強く耐久性のある素材がセレクトされました。
そして、この商品に対する想いやこだわりを、出来る限り最高の形で表現したいという考えから、金属加工の聖地として世界的に知られている、ここ燕三条に行き着いたのです。
難しかったのは、思い描く機能を具体化すること。食器をキレイに収める仕様や生活感が出来る限り出ないようにするデザイン。
商品担当者も相当うなりながら、サンプルの試用を重ねていきました。燕三条のメーカーや職人と何度もあーでもない、こーでもないと打ち合わせを重ねた結果、食器がキレイに収まり、水切り本体自体も美しくキッチンに置いた時に絵になるような水切りカゴが完成しました。その開発の背景には職人の技術の結集があったのです。

職人技が光る「曲げ」と「溶接」

まずは水切り本体の組立です。同じく燕三条で用意されたステンレス製のワイヤーを水切りのサイズに合わせて曲げていきます。機械では出せない絶妙なカーブは職人の経験があってこその技術。

次にワイヤーをつなぐために組立と溶接作業が行われます。1点1点狂いなくピンポイントに溶接していく作業を、思わず息を飲んで見守ってしまいました。溶接する箇所を極力少なくして汚れを溜まりにくくしている点も嬉しいポイントです。

使うひとへの想いを込めて磨く!

次に「磨き」です。端面と呼ばれる水切りのパイプの端をなめらかにするために、職人が1点1点丁寧に研磨します。研磨することで見た目がピカピカと美しくなることはもちろんですが、ワイヤーの端に丸みを帯びさせることで、ふと触れた時に手が傷つかないようにする嬉しい効果もあるのです。
小さな部分を1つずつ研磨する工程はとても大変な作業。職人は使う人のことを考えて1つずつ丁寧に作業されていました。まさに職人技です。

美しく光るピッカピカの水切りへ

研磨後に再び組立・溶接作業を経た後、「電解研磨」という工程を迎えます。電解研磨ってなんだ?さっそく工場の人に説明を聞きました。
「水切りを電解液に浸けて電流を流し、ステンレスの表面を溶解することで表面をなめらかにする工程です。」・・・結局、説明を聞いても私はよく分かりませんでしたが、とにかく最終の仕上げにはかかせない工程の様です。
電解研磨は先ほどの職人が行う研磨とは異なり、大きなお風呂のような場所に浸された溶液に組み立てられた水切りが漬け込まれます。水切りがドブンと付けられる光景は圧巻でした!
30分ほど浸けた後に引き上げられた水切りを見てビックリ!今まで艶消しシルバーのような表面だった水切りが、何という事でしょう、まるで鏡のようにピッカピカになっているではありませんか。先ほどの職人技術も凄いですが、電解研磨の技術も凄い!家にあるシルバーのアクセサリーも電解研磨して欲しくなりました。笑
そして電解研磨を終えた水切りは検品と梱包を経て、お客様の元へと届けられます。

こだわりをヒシヒシと感じた訪問でした。

前回の三河の和ざらし工場と同じく、品質に対するこだわりを存分に感じることができる訪問で、とても良かったです。
1点1点手を抜かずしっかりを責任を持って仕上げる職人の想いと、安かろう悪かろうの価格第一主義ではなく、本当に使い勝手が良い!と感動していただけるものをお届けしたい。そんな私たちの想いが出会ったからこそできた、今回の水切り。きっと長く使って頂けると思います。

次回も日本のどこかを訪れて、こだわりのもの作りを取材したいと思います!
お楽しみに〜。

燕三条で作られた水切りシリーズのご紹介

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