金沢産金箔を使った「金箔ガラス」

大阪の泉州にあるガラス工場で、金箔入りガラス玉の製造工程を見学しました。

DAYS QUALITY OF JAPAN 日本のものっていいな。金沢産金箔を使った「金箔ガラス」

日本のものづくりを訪ねるシリーズ。
大阪府和泉市にやってまいりました。
今回は、金沢産の金箔を使用した金箔ネックレス、ピアス・イヤリングのガラス玉が、どのように作られるかをレポートいたします。

工芸用・色ガラス棒生産の国内シェアのほとんどを占める工場へ潜入!

「すごい!!」
その歴史ある建物に、思わず声をあげてしまいました。
昭和2年(1927年)創業の佐竹ガラスさんです。
こちらの社屋は国の登録有形文化財に登録されています。

中に入ると一番最初に見えてきたのは色とりどりのガラス棒です。
全部で160色以上もあるのだとか。
佐竹ガラスさんでは日本国内で使用される工芸用・色ガラス棒のほとんどを生産しており、同じ工場内でガラス棒をつくるところからガラス玉へ仕上げるまでの加工を行っております。

「ガラス棒」ができるまで

それでは、ガラス玉へ加工する前の段階、「ガラス棒」を作っている工程を見てみましょう。


「熱いので気を付けてください・・・」
すると...
職人が1200℃以上の釜の中から溶けたガラスを棒に巻きながら取り出しておりました。
「お〜〜〜〜〜〜!!」
初めて見るガラスに、思わず先輩と一緒に声をあげました。

そして、この後・・・


ビヨ--------------------ン


とガラスが冷めないうちに素早く、細長く伸ばしていきます。
そのまま、均等な速度で歩いて、さらに細長く細長くしていきます。

「これは歩くスピードがとても大事なんです。」
と職人さんもおっしゃっていました。


1本1本均等の長さにするべく、職人さんが素早く切っていきます。
その際、細さが違ったり不揃いなものは不良品として判断され、次のガラス棒を作るときの原料としてまた再利用されるそうです。
ガラス玉へ加工する前の、材料としての段階でもすでに品質へのこだわりを感じます。
一瞬のスピードで手際よくこなしていく職人の技にあっぱれでした・・・!

「ガラス玉」ができるまで

ガラス棒が出来上がったところで、続いてガラス玉をつくる具体的な工程を覗きに・・・
ガラス玉は先ほどのガラス棒を主な材料として作られます。
写真のように右手に持っているガラス棒をバーナーで溶かして、巻き付けていきます。
その後、ベースのガラスの温度が下がらないうちに箔を巻き取ってなじませます。
(※本来の商品は金箔を巻きつけますが、この日は銀箔で見せていただきました)

どの商品も均等に丸く、手早くこなす職人技に見入ってしまいました。


形がきれいにととのったら、急激に冷めないように徐冷灰でゆっくりさまします。
急激に冷ますとガラスは割れてしまうのです!

最後は棒を引き抜いて完成です!

ガラスの魅力に惹き込まれた有意義な時間

今回もとても価値ある訪問になりました。
普段は見られない職人の技術には毎度圧倒されます。

工場の横のアトリエに飾ってあった、ガラスで作った恐竜です。
恐竜以外にもカブトブシやお城など、様々な作品が展示されていました。
ガラスの魅力に惹きこまれた一日でした。


では、次回もお楽しみに。

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