北欧やヨーロッパなどのスタッフブログ

北欧やヨーロッパなどユニセックスなテイストが溢れるお店などにスタッフたちが実際に自分の目で見たもの、感じたことを旅行記としてブログでご紹介。

FEELWELL STAFF BLOG

Vol.18. 商品の生い立ちは?

こんにちは。足立です。

そろそろ暑くなってきましたね。
大阪では気温が30℃を超す日がもう普通になってきました。
その割りに雨も降ったりやんだりで、むしむしとした中働いています。

さて、夏号はもうご覧いただけましたでしょうか?
今回はこの夏号に掲載されている商品がどんな経緯で出来上がったのかについて、
個人的に思い出のある商品をご紹介したいと思います。

急に自分の話になるのですが、
2011年、当時私はファブリック開発部という部署におり、
商品を実際にメーカーさんと一緒に開発していくバイヤーという職種をしていました。
今もカタログ・ウェブに掲載されているベルメゾンの全ファブリック商品は
このファブリック開発部を通して作られています。

ファブリックのバイヤーは、「新しくて面白い、便利な商品ができないか」と 常日頃から発想の種を探しています。

そんな中、当時チームの先輩だったTさん(♂)はカーテン担当。
(アイテム別に担当が分かれていました。)
とてもユニークな発想でさまざまな商品を生み出された偉人です。
当時部署の後輩という立場で、いやこれ本当に面白いと驚いた商品があります。

それがこちら。
「風を通すUVカット・遮熱・遮像レースカーテン」

風を通すUVカット・遮熱・遮像レースカーテン風を通すUVカット・遮熱・遮像レースカーテン¥5,490〜¥7,990 (税込¥5,929〜¥8,629)

この商品の原型になった商品は2012年にデビューし、 別のカタログで販売されていました。

この商品、見たことない形状にまず気を取られますが、
実は機能がもりもり入っています。

UVカット機能・遮熱機能・遮像機能、
と、薄地カーテンについていたらうれしい機能がたくさん。

が、これらの夏にうれしい機能ですが、
実はデメリットが。

普通、生地は縦糸と横糸で織られて作られているので、糸と糸の織の間に隙間が空いていますが、
これらの機能を実現するためには、
生地の糸と糸の隙間がなるべく空かないように隙間があまり空かないように詰めなくてはなければならないんです。

そのため、これらの機能がついたカーテンを普通に作ったら、
外からの風が部屋の中にあまり入ってこなくなるんです。

風が入ってこないのは不満だけれども、でも機能はもりもり欲しいし、
背に腹は代えられない…というお客様も多くいらっしゃっるのではないでしょうか。

その問題を何とかしようと、 2012年に向けて商品を考えていたTさんがひらめかれたのは、
「もう、カーテン自体を段々式にして、隙間を物理的に作る」という大胆な方法でした。

カーテンは昔からあるものだし、部屋の印象を大きく左右する大物インテリアなので、
「とにかく美しく1枚ものの布で作らなくては」という先入観が
私の中にもあったのですが、それが見事にとっぱらわれた商品でした。

試作段階でも当時横目でちらちら見ていたのですが、 Tさんが試作サンプルのカーテンを吊るして、
ひたすらファイルであおいで風を起こし、でも風は通らず、
また改良サンプルが届いたらあおぎ、でもまだ風は通らず…
を繰り返し実験し、微修正を重ねられてようやく完成しました。

そんなTさんの苦労もあり、この商品は人気アイテムとなりました。

そして、私が今のフィールウェル担当になってから、
夏号の企画を考えていた際に、
あ!と思い出して、この商品をフィールウェルで掲載させてもらうことにしました。

既存の形からちょっとはずれたところで面白い商品ができるなーと日々思うのと、
一度作った個性派商品は何年も売場を変えて長生きしていくなと、
作り手側としてはうれしく感じています。


それでは失礼いたします。

  • Writer: 足立 恵子(Keiko Adachi)
  • Writer: 足立 恵子(Keiko Adachi)
    Profile: 入社後、マーケティング部の販促担当、ファブリックのバイヤーと転々と社内を異動し、2014年からLifestyle interior bookカタログのプランナーに。 いろんなテイストのインテリアに惹かれやすいため、衝動買いを抑えるのが今の目標。

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