【保存版】羽毛布団の選び方。種類を知って失敗なし!ぴったりの掛け布団で睡眠の質アップを目指す
2020.12.23
羽毛布団を購入しようとすると、種類も値段も意外と幅広いことに驚く方もいるはず。「何を基準に選べばいいの?」とお悩みの方に、羽毛布団の種類を解説!あなたに合ったぴったりの一枚が見つかるよう、羽毛布団の選び方のポイントをご紹介します。
羽毛布団で快適な眠りをゲットしよう
長い時間を一緒に過ごす「寝具」。心地よさは重要
人は1日のうち、約三分の一を眠って過ごすと言います。
心地よい眠りは毎日の疲れを癒すだけでなく、日中のパフォーマンス向上にも繋がりますね。眠りの質をアップさせるには寝具選びがとっても大切。予算だけに頼るのではなく、ぜひご自分に合う要素を確認して、ぴったりの一枚を手に入れましょう。
羽毛の掛け布団の良さって何?
■羽毛布団の良さ
軽くて暖かい、そしてロングシーズン活躍する寝具の代名詞と言えば、羽毛の掛け布団。その名の通り中の詰めものに羽毛を使っていて、ふんわり軽く、たっぷりの空気を含んでいるから寒い夜でもあったか。
羽毛布団に含まれるダウンは「天然のエアコン」とも呼ばれるほど、温度変化に合わせて暖かさや湿度を自然に調節してくれる優れもの。冬だけでなく春や秋にも快適に使えるのはこのためです。また、軽くて弾力性に優れているので、一度購入すれば長く愛用できます。
■合成繊維の布団とは何が違う?
羽毛布団のように軽くて保温力がある布団として、ポリエステルの合成繊維を使ったものが挙げられます。近年では特徴的な機能を持ったさまざまなポリエステル繊維があり、比較的安価なためポピュラーな選択肢となっています。
ポリエステル繊維でももちろん快適に眠れますが、欠点は吸湿性が弱いこと。羽毛に比べて急激な温度・湿度の変化への反応が鈍いため、朝晩の急な冷え込みなどに弱くムレやすいところがあります。
ダウンと合成繊維では、同じ量あたりの保温性で見ると一般的にダウンの方が暖かく、かつ軽いという特長を持っています。
羽毛布団の選び方、どこで差が出るの?
羽毛布団は一見どれも同じように見えます。でもその価格はといえば、お手頃なものから車が買えそうな高級なものまでさまざま。仕立てや内部構造、中身の素材や質などで仕上がりや価格に大きな差が出るものなんです。
まず、羽毛布団の種類や価格とは具体的にどういった違いなのかを見ていきましょう。
【チェックポイント】羽毛布団選びはココを確認!
産地・部位……「羽毛の種類」イロイロ
一概にダウンと言っても、その品質や羽毛の大きさはさまざま。
■羽毛布団のダウンとは?
水鳥の胸部から採れる「綿羽」のことです。水鳥の種類はグース(がちょう)かダック(あひる)であることがほとんど。
軸がなくふわふわとしていて、空気をよく含み保温性に優れます。一般的には、このふわふわ(「ダウンボール」と呼ばれます)が大きい方が、良質なダウンとされています。
■代表的な羽毛の産地は……
有名どころではポーランド、ハンガリー、フランスなどヨーロッパの寒い地域や、ロシア、カナダなど。近年ではファストファッションの流行もあり、中国、台湾など比較的安価なアジア産のダウンも増えています。
羽毛について、詳しくはコチラ↓
【暮らしのコラム】
「グースダウン」と「ダックダウン」。羽毛布団を選ぶ前に違いをチェックしよう ⇒
羽毛布団選びで大切なのは、暖かさを表す「ダウンパワー」
羽毛の品質というとダウンの産地に注目しがちなのですが、わかりやすく暖かさの目安となるのが「ダウンパワー」と呼ばれる数値です。羽毛布団の購入を考えている方の中には、目にしたことがある人も多いのでは?
この「ダウンパワー」とは、羽毛がどれほどふわふわしていて、どの程度の弾力性があるのかという品質を数値化したもの。表示する際には「dp」の記号が用いられ、300dp程度のものから、高いと400dpを超えるものも。同じ重さでも数値が高いものはふんわりとカサがあります。
ダウンパワーの値が高ければ高いほど羽毛にハリ・弾力があり、保温性に優れると言えます。
「ダウン混合率」って、ダウンと何を混合したもの?
羽毛布団の詰めものは、一般的に水鳥の胸部から採れるダウンと、おなかや翼の部分から採れる軸のある羽根=フェザーが混合して使われます。ダウンの混合率が高いほど高級品となり、軽さ・暖かさに優れていると言われます。
■羽毛布団と羽根布団の違い、ご存じですか?
よく似た字の並びですが、実は「羽毛布団」と「羽根布団」は別モノです。
「羽毛布団」とは、中の詰めものにダウンを50%以上使用した布団のこと。ダウンが50%未満のものは「羽根布団」として区別されれることがほとんどです。
暖かさに違いが出る「キルト加工」と「側生地」
羽毛布団の暖かさに違いが出るのは、羽毛の品質や量だけには限りません。布団の中にため込んだあったかい空気を逃さないための構造でも大きな差が出ます。
キルト加工とは、側生地の上下(表裏)を縫い付けてつくった、羽毛を区切る立体的な部屋のこと。ダウンの質が高ければ1層のシンプルな構造でも十分に暖かさをキープできますが、上下2層に区切ってダウンの密度を高めることで、保温力をアップさせることもできます。
また、布団の外側に使われる「側生地」の素材や仕立てでも違いが出ます。側生地が硬いと、肩と布団の間に隙間ができて冷気が出入りしてしまいますが、逆にやわらかな素材なら、寝転んだ体にフィットして熱を逃がしにいのです。
コストを抑えるなら「人工羽毛」という選択肢も
良質な羽毛布団の見分け方についてご紹介してきましたが、決して安くはないお値段だったり、天然素材ならではのお手入れのしにくさがあったり……といった点が気になる方もいるでしょう。
そんな方には、年々進化を遂げる「人工羽毛」がおすすめ。人工羽毛とはその名の通り、天然羽毛の特殊な形状や特性を再現した素材。ポリエステルなど身近な軽い素材を使っていて、なかには高品質ダウンに匹敵する暖かさを持つものも。選択肢の一つとして検討してみるのも大いにアリです。
洗える、防ダニ、におわないetc. 羽毛布団はライフスタイルに合わせて選ぼう!
いつも清潔&ニオイがしにくい羽毛布団
こちらは、ニオイやアレルギーの原因物質が気になる方におすすめ。ボリューム満点、女性のためにこだわって開発された日本製の羽毛布団です。
高温乾燥でしっかりとメンテナンスされたダウンは、未加工品と比べるとボリューム感の違いが歴然。大きなダウンボールの一つひとつが空気をたっぷり含み、暖かさを逃しません。
日本の職人による丁寧な手縫いで、女性にうれしい加工を施している点も魅力。まず、抗アレル物質抗菌効果でホコリや花粉、ダニなどアレルギーの原因となる物質を吸着して無害化。さらに抗菌防臭加工を施しているので、羽毛自体が持つ動物性のニオイや気になる汗のニオイを抑えます。
>>>女性のための羽毛布団を探す
ご自宅で洗濯OK! 「洗える」のがうれしいあったか羽毛布団
長く使い続けるうちに気になってくるのが、布団のお手入れです。汗を吸収すると内部に湿気が溜まりますし、皮脂汚れは放っておくとニオイの原因になることも。継続的なお手入れこそ、羽毛布団を長く、良い状態で使い続けるための重要なポイントです。
でも、布団はかさばるし、頻繁にクリーニングに出すのが難しいですよね。ご自宅で洗える羽毛布団なら、いつでも安心&清潔に使えます。
>>>洗える布団(ウォッシャブル)を探す
暖かさ、ダウン級! 「防ダニ」にこだわった羽毛布団&掛け布団
暖かい空気と湿気を含み、エサとなる人間のアカやフケが多いむ布団の中は、ダニにとってかっこうの住処に。布団の条件として防ダニを望む人は多く、そういった声に応えて防ダニ加工が施されているものが多く出ています。
お手入れの手軽さや防ダニの観点から見れば、先に「チェックポイント」でご紹介した人工羽毛を選ぶのもGOOD。
>>>防ダニ加工の羽毛布団&掛け布団を探す
お手入れに迷ったら、こちらもチェック
一度購入すれば、お手入れしだいで長く使い続けることができる羽毛布団。ぜひあなたの暮らしにあった一枚を見つけてくださいね。
お手入れ方法に迷ったら、下記のページをCHECK!
【暮らしのコラム】
布団・羽毛布団は自宅で洗う? クリーニング? 洗濯方法や便利なサービスをご紹介 ⇒