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子どもの「やる気スイッチ」は、こうやって押す!お悩みを解決するヒント満載の最終回です
2018.07.09
「ベルメゾン×やる気スイッチグループ」コラボ企画の連載も、いよいよ最終回となりました。今回は、これまでに載せきれなかった「これは……!」という、やる気スイッチグループのプロからおうかがいした「育て方のコツ」をどーんと大公開!ぜひ最後までご覧ください♪
この連載では、これまで「やる気スイッチ」のメソッドや、モニターママのお悩みに応える「やる気スイッチ流子育て」のレポートなどをお伝えしてきました。
最終回となる今回は、これまでの振り返りと、子育てのお悩みに対してヒントになりそうなトピックをピックアップしてご紹介します。
小・中学生のお子さまをお持ちの方を対象にした無料の「やる気スイッチ流子育て」講演会のご案内もありますので、お見逃しなく♪
アドバイザーとしてご登場いただくのは、もちろんこの方!
■やる気スイッチグループ
シニアコンサルタント
■佐藤 広康さん
*プロフィール*
小・中学校の校長や教諭などへの現職教育、塾講師などへのコーチング研修、保護者への子育て講演など、教育関係の研修実績は1万人を超える。大手自動車会社、外資系企業をはじめ、世界的な優良企業でも研修を行う。心と心のふれあいを大切にする人材育成のスペシャリスト。2児の父。
これまでの連載で、モニターママのお悩みを次々と解決へ導いてくださった佐藤さん。
お話をうかがっていると、どのご家庭でも活かせそうな子育てのコツをたくさん教えてくださいました!
Fママ「結果タイプ」×長男(10歳)「努力タイプ」
■お悩み内容
子どもが一人で寝てくれない、国語力のアップ
■解決ポイント
・長男くんはホスピタリティが高い=愛情のキャパシティが大きな子
・ひとりで寝かせることよりも、まずは「本人が納得するまで愛情を注いであげること」が子育てのポイント……と診断されました
・ママが添い寝してあげることで、長男くんは寝るまでの時間を楽しめるように
・読み聞かせを続けて、国語力アップにも期待が持てる反応を引き出せています!
■Fママの感想
「タイプ別の接し方を知り、息子への上手な愛情のかけ方がわかりました」
Fママの記事はコチラ →
Sママ「結果タイプ」×長女(4歳)「結果タイプ」
■お悩み内容
挑戦を恐がる、言い訳する、意欲が続かない
■解決ポイント
・挑戦できない、言い訳してしまうのは「できない=悪いこと」と思い込み、自信を持てずにいるから
・小さな成功体験から「やる気スイッチ」を押し、自信を持てるように誘導ましょうとのアドバイスでした
・Sママは佐藤さんから伝授された励まし方・褒めポイントの見つけ方を実践
・後日、娘さんが少しずつ自信をつけている様子を報告してくれました
■Sママの感想
「子育てへの心構えが変わったことで、娘にも良い変化が出てきました♪」
Sママの記事はコチラ →
Yママ「努力タイプ」×長男(11歳)「努力タイプ」
■お悩み内容
集中しすぎ、整頓が苦手、忘れ物が多い
■解決ポイント
・過剰とも思えるほど集中できる長男くんは、道を究めて天才になれる素質あり
・苦手の克服に時間をさくよりも、好きなことを追求できるようサポートしてあげると、プロフェッショナルな人材となって活躍できる=しあわせな人生をサポートしてあげられる……というアドバイスでした
■Yママの感想
「個性を大事にしたいと思えたことが収穫。他の子と比べるのをやめて、イライラしなくなりました」
Yママ【長男くん編】の記事はコチラ →
Yママ「努力タイプ」×次男(6歳)「努力タイプ」
■お悩み内容
ゲームの時間を守らない、勉強が続かない
■解決ポイント
・約束を守らせるには「聞き分けスイッチ」を押し、自分から動けるようにしてあげることがポイントでした
・さらに、ゲームの時間厳守にも勉強への取り組みにも、小さい子どもに有効な「ご褒美制度」を実践
・結果、よい方向へと進展しているようです♪
■Yママの感想
「子どもの聞き分けスイッチを押すだけで、こんなに効果があるなんて!」
Yママ【次男くん編】の記事はコチラ →
人はタイプによって、やる気スイッチの入る方法が違います。
親が上手に子どものやる気スイッチを押すには、タイプごとの「やる気スイッチ」の違いを理解することがポイント。
まずは、各タイプの違いをチェックしてみましょう。
また、今回のアドバイザーである佐藤さんからお話をうかがううちに、タイプは関係なく、子育てに活きるアドバイスや親の心構えもたくさん教えていただきました。
子どもの伸ばし方、子育てがうまくいかないとお悩みの親御さんに、子どもとの接し方のヒントをお伝えします!
お子さまは、努力タイプ? 結果タイプ? こだわりタイプ?
褒めているのに嬉しそうじゃない、失敗をなぐさめたのにずっと落ち込んでいる、喜びポイントがわからない……。
「これって価値観の差??」そんな風に感じている保護者の皆さま。
個性によって、褒められたい部分(やる気スイッチがONになるきっかけ)って違うんです。
あなたのお子さまは、どんな部分を、どんな風に褒めると嬉しそうにしますか?
・「頑張ったね」が嬉しい努力タイプ
=「努力したこと」を褒めてあげる
(失敗した時は、「頑張っていたの知ってるよ」と肯定してあげる)
・「成功したね」で自信がつく結果タイプ
=何かを達成したら、その「結果」を思いっきり褒めてあげる
(失敗した時は、次回の成功をイメージできるよう導いてあげる)
・「それイイネ」に意欲がわくこだわりタイプ
=結果や過程よりも、「工夫・こだわり」を見つけて褒めてあげる
(失敗しても、親がこだわりを尊重してあげるとやる気は継続する)
親子でもタイプが違うことはよくあること。
あなた自身が褒められて嬉しいことと、子どもが喜ぶポイントは違うかもしれません。
子どもは親に認められたことが自信となり、人生へのやる気スイッチが入ります。
お子さまのタイプを探って、より良い親子関係を築いてくださいね。
子どもに対して「こういう人になってほしい」「アレはしないでほしい」と、いろいろ希望はあるでしょう。
でも、ちょっと待ってください。それって、あなた自身の価値観から出てきた理想ではありませんか?
親と同じ考え方や生き方が、子どもにマッチするとは限りません。
親のモノサシで子どもを見てしまうと、親子で「辛い、息苦しい」と感じることになってしまうかも?
また、他の子どもと違う……とお悩みの方。もしかすると、その“違う”部分こそが、その子の才能のタネかもしれません!
お子さまの自身の人格をしっかり見つめて、まずは認めてあげてください。
親からの肯定が、子どもの自信につながります。
「勉強できるようになってほしい」「他の子より際立つ特技を持っていてほしい」といった思いは、突き詰めれば「充実したしあわせな人生を送ってほしい」につながるはず。
学校の勉強だけができても、しあわせな人生にはなりません。
やる気、自信、人への誠実さを持った子になれるように導き、見守るのが親の役目です。
たとえば、お片付けが苦手なら「いま片付けさせるために叱る」のではなく、「どうすれば片付けのやる気スイッチが入るのかを考える」のが子育て。
目先の問題(お片付けのできなさ・宿題のやり残し・だらしなさなど)だけに気を取られて、むやみに叱るだけでは、子どもは本質を理解できず反発してしまいます。
もっとずっと先を見つめて、その子ならではの才能を探す方向で考えてみませんか?
愛情の伝え方ひとつで、子育ては驚くほど変わります。
その子がしあわせに生きていく(生きがいを感じながら暮らしていく)には、子どもの頃から興味・関心があること=才能のタネを持たせてあげることが大切。
「得意分野のある人」は、「幅広く無難にこなす凡人」よりも、大人になってから、社会でより必要とされます。
その子の興味を探ってあげる、伸ばしてあげるのも親の努め。
あなたのお子さまは、何に興味がありそうですか?
親の期待する分野に子どもを入れ込むのではなく、お子さま自身が好きなこと・得意なことを、一緒に見つけてあげましょう。
嘘はダメ。多くの親御さんが、子どもに教えることではないでしょうか。
でも、それは正解でもあり、間違いでもあります。
相手を傷つけないように、周囲に気を遣わせないように……。誰かを思いやる嘘=方便は、社会で暮らしていると必要な場合もありますよね。
「どんな嘘も絶対にダメ」と教え込むと、子どもは“上手な嘘”という手段を持てずに、将来苦労するかもしれません。
ついてはいけない嘘は「利己的な嘘」です。
大切なのは、その善し悪しを判断できること。人に対して誠実な心を持つ大人に育てましょう。
もし現時点で、子どもの嘘や言い訳に困っているなら、親の「こうあるべき」という押しつけが原因かも?
子育てのお悩み解決【実践編② Sママの場合】では、つい言い訳をしてしまう子どもの心理を解説しています。こちらも参考にしてみてくださいね。
子どもは「許されること」で愛情を感じます。
小さい頃のいたずらは、困らせたいわけではなくて「許してくれる」ことを確認して、愛情を実感したいからなんです。
だから、小さい頃のいたずらには、愛情で応えてあげましょう。
愛情をたっぷり受け取って育った子どもは、将来、自分から人を愛せる人になります。
愛が深い人は、周囲から好かれ、大切にされますよね。
お子さまの愛情というタネを育てると思って、笑って受け止めてあげてください。
困らせたくていたずらをしているわけではないと知っていると、寛容になれますよ。
「叱る」という行為の先にあるべきは、「子どもを励ます」という結果ですよね。
「なぜダメか?」をきっちり理解して、その先に活かし、人生・勉強・運動にやる気が出るように導くことです。
親の「叱る」が効果的に届くようにするには、日頃から3つのスイッチを上手に押してあげていると◎。
・聞き分けが悪い時には、親子納得の上でルールを決めて聞き分けスイッチを押す
(子ども自身が決めたルールは、自発的に動きやすい)
・短所をなおすには、長所に置き換えた性質を褒めて長所スイッチを押す
(例えば、乱暴の裏側には強い、泣き虫の裏側には感受性豊かという性質を見つけられます)
・思いやりや気配りが見えたら、すかさず「ありがとう」を伝えて感謝スイッチを押す
小さな積み重ねが、子どもにとっての愛情の記憶、自信へのスモールステップとなって、ポジティブな未来へとつながっていきます。
「うちの子はどうして勉強しないの?」と困っている親御さんに。
なぜかというと、それは子ども自身に人生のビジョンがまだなく、勉強しなくても日常生活で困らないためです。
だから、親からやみくもに「勉強しなさい」といわれてもピンとこないのかも。
「勉強する理由」「将来の希望」があれば、やる気スイッチは入ります。
お子さまが将来なりたい職業や、どんな人間になりたいか、何に興味があるかをたくさん話して、そのためには何が必要かな? どんな知識を持っているといい? と話してみましょう。
やる気スイッチが入ったら、勉強の内容にこだわるよりもよりも、「勉強の習慣づけ」から始めるのが◎。
まずは目標設定した時間だけ机に向かえればOK! 最初からハードルを上すぎないのがポイントです。
習慣づけば、中身は後からついてきます。
人って、自分の持ち物、特に愛着のあるものは大切にしますよね。
もしも今、お子さまがモノを雑に扱う様子を見せているなら、それは「自分で管理する対象」として見ていないからかもしれません。
たとえば、子どもが服を汚したとします。そこで叱るのは、親が「私が買ったもの」と思っている(=所有権を手放していない)から。
子どもはそういった状況を敏感に察知します。
モノを大切にする子に育てるには、子どもの持ち物に対して、まず親が所有権を放棄しましょう。
服やおもちゃ、勉強道具、それに自室の机など、すべてです。
子ども自身に「自分のモノ」として扱わせれば、モノの扱い方、大切さがわかる子に育ちますよ。
たとえ子どもが「お気に入りの服」を汚して落ち込んでも、それもまた経験です。
そんな時には、汚さずにすむ方法を教えてあげてください。
子育てのお悩みって尽きませんよね。
でも、子どもを愛するのはどの親御さんも同じ。
親子関係をより良くするために、お子さまの未来がより輝くために、このコラムが少しでも子育てのヒントになることを祈っています!
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今回の連載をきっかけに、「やる気スイッチ流子育て」に興味をお持ちになった方は、やる気スイッチグループの公式サイトをご覧ください。
https://www.yarukiswitch.jp/
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