香典返しに挨拶状はつける?礼状の書き方や例文、基本のマナーをご紹介!

香典返しのお礼状

香典返しにはお礼状を添えるのがオススメ。
お礼状には昔ながらのしきたり、ルールもあるため書き方や注意点を解説します。例文も用意したので、お礼状作成の参考にしてみてください。

香典返しの意味とは?

香典返しは、香典へのお返しの品物。
葬儀に参列する際には、香典を供えるのが一般的です。

御仏前

遠方の場合、葬儀には参列せず香典のみを郵送するケースも。
もともとは、花や線香などを供えていましたが、現在は現金が主流です。

香典返しは、香典をいただいた人に対して、感謝の気持ちや四十九日法要が無事に終わったことを報告するという目的で送ります。

香典返しの基本マナー

粗供養

香典返しには基本的なマナーがあります。
以下では、かんたんに基本マナーを記載するので、念のためチェックしてみてください。

  • 送るタイミング

    通常は四十九日法要が終わった後。ただし住所を知らないケースもあるため、葬儀当日に香典返しを渡すケースもあります。

  • 香典返しの金額

    半返しが基本ですが、地域や故人との間柄によっては3分の1でも構いません。

  • 熨斗(のし)

    香典返しとわかるように、のしは必須。挨拶状も添えるのがオススメです。

挨拶状(礼状)にはどんな意味がある?

告別式

口頭で伝えるお礼の代わりが「お礼状」です。
本来、香典返しは参列者の家を訪問し、品物を渡して「お礼」と「四十九日法要が終わったこと」を知らせていましたが、現在は郵送も増えています。

つまり、郵送で香典返しを送る場合には、お礼状が必要ですが、手渡しには必要ありません

挨拶状の書き方とマナー

筆ペンと用紙

挨拶状には、3つの種類があります。
また挨拶状には、通常の手紙とは異なる独特の書き方があるため、事前に理解しておくのがオススメです。

以下では、挨拶状の種類と書き方、注意点を説明します。

挨拶状の種類

  • 奉書(ほうしょ)

    和紙でできたもので巻紙とも呼ばれ、格式が重視される場面で使用されます。

  • カード

    折りたたんだハガキサイズやカードタイプなどカード状の挨拶状。略式挨拶状とも呼ばれます。

  • はがき

    一般的なはがきに挨拶文を印刷したタイプ。はがきのため品物とは別に送る時に使用されます。

挨拶状の書き方

普段は書く機会のない挨拶状。
いきなり書くのは、なかなか難しいと思いますが、基本的な構成は以下のとおりです。

  • 頭語(謹啓や拝啓など)
  • 会葬や香典に対するお礼の言葉
  • 忌明けの四十九日法要が無事に終わったことの報告
  • 香典返しの品物を送ったことのお知らせ
  • 本来であれば直接伺うべきところを郵送で済ませることへのお詫び
  • 結語(敬白や敬具など)
  • 日付(四十九日法要を執り行った日)
  • 差出人の名前
Check!!

挨拶状では、故人の名前を「亡父 ○○」や「亡母 ○○」「故 ○○儀」と書くことが一般的。
また、宗派によって書き方が異なるケースもあるため、事前確認しておくと安心です。

挨拶状の注意点

挨拶状は、通常の手紙とは異なります
何も知らずに書くと、挨拶状ではなく手紙になり、マナー違反と感じる人もいるため注意しましょう。

以降では、挨拶状を書く際に気をつけたい4つのポイントを解説します。

  • 句読点は打たない
  • 正しい組み合わせの頭語・結語と使う
  • 宗教や宗派に応じた言葉を使う
  • 忌み言葉を避ける

句読点を打たない

挨拶状に句読点は禁止です。

  • 本来書状には句読点を用いない
  • 葬儀が滞りなく終わるようにという意味で区切りの句読点を打たない

などの意味があるようです。
いずれにせよ句読点は使えないため、代わりに以下のようにします。

句点(。) 改行する
読点(、) スペースを使う

頭語・結語や正しい敬語を使う

頭語や結語は組み合わせを間違えないように。
謹啓であれば謹言や謹白、拝啓であれば敬具など正しい組み合わせがあります。

なお、「かしこ」は女性だけが使える結語です。

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パターン 頭語 結語
通常のお礼状
  • 拝啓
  • 拝呈
  • 啓上
  • 敬具
  • 敬白
  • 拝具
  • かしこ
より丁寧なお礼状
  • 謹啓
  • 謹呈
  • 粛啓
  • 恭敬
  • 謹言
  • 謹白
  • 粛言
  • 敬白

宗教や宗派に応じた言葉を使う

宗教や宗派で使用する言葉は異なります。
たとえば「四十九日法要」は仏教で用いられる言葉ですが、仏教であっても西日本では「満中陰法要」と呼ばれます。また、神教では「五十日祭」、カトリックでは「追悼ミサ」、プロテスタントでは「記念集会」と呼ばれます。

宗教や宗派、地域に応じた言葉を意識しましょう。

忌み言葉を避ける

忌み言葉を避けることも大切。
忌み言葉とは、不幸が続くことや不吉な出来事をイメージさせる言葉で、葬式や告別式、結婚式など特別な場での使用は控えることがマナーです。

重ね言葉 ますます、いろいろ、重ね重ね、いよいよ など
不吉な言葉 消える、迷う、数字の四(死)や九(苦) など
繰り返しの言葉 再び、引き続き、再三、度々 など

香典返しに添える挨拶状・礼状の例文

最後に挨拶状の例文を紹介します。
挨拶状や礼状の例文だけでなく、メールでお礼状を送る際の例文を紹介するので、参考にしてみてください。

挨拶状・礼状の例文

奉書やカードなどの形状で、挨拶状や礼状を書く場合の例文は以下のとおりです。

挨拶状の文例

謹啓
先般 亡母○○ 葬儀に際しましては
ご多用のところ ご会葬くださり 謹んで御礼申し上げます
おかげをもちまして ○月○日に四十九日法要を滞りなく執り行いましたことをご報告いたします
生前に故人が賜りましたご厚誼に対し あらためて御礼申し上げます
つきましては 供養のしるしとして心ばかりの品をお送りいたしました
何卒ご受納くださいますようお願い申し上げます
本来であれば拝趨の上お礼申し上げるべきとは存じますが
略儀ながら書中をもちまして ご挨拶申し上げます

謹白

令和○年○月○日
喪主 ○○○○○
親族一同

メールでのお礼状の例文

同僚や親しい友人は書面ではなく、メールやLINEでお礼状を送るケースもあるかもしれません。
以下にメールで送る場合の例文を紹介します。

メールの文例

○○様
先日はご多用のところ 葬儀にご参列いただき 誠にありがとうございました
また、ご丁重なお心遣いをいただき、心より御礼申し上げます
急な忌引き休暇をいただき 皆さまにはご迷惑をお掛けすることとなり誠に申し訳ございませんでした
おかげをもちまして無事葬儀を執り行うことができました
本日より 仕事に復帰させていただきます
本来であれば 直接お礼を申し上げるべきところではありますが まずはお礼かたがたメールにてご挨拶申し上げます

メールで送る場合、件名は「葬儀ご参列のお礼」など、一目でわかる件名がオススメです。

まとめ

香典返しを送る際には、マナーとして挨拶状を添えることが重要です。
しかし挨拶状には、細かな書き方やマナー、注意点があるため、自分で挨拶状を書くのが不安だと感じた人もいるのではないでしょうか。

ベルメゾンでは香典返し向けに挨拶状付きのカタログギフトもあります。
自分で用意しなくても、書き方やマナーなどを押さえた挨拶状をつけてくれるため、法要などで忙しい時期でも手間なく香典返しと挨拶状を送れます。