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第3回 デリケートな時期の冷え対策

女性特有の月経周期も冷えの原因!月経周期と冷えの関係についてご紹介。

冷えとり先生のリレーコラム"温活でキレイ生活"はじめましょ! 今回は渡邉 賀子先生
第3回デリケートな時期の冷え対策

月経周期は女性の心と体に大きな影響を与えます。いつもより寒さを感じたり、不調が続いたり・・・。
今回は月経周期と冷えの関係についてお話しましょう。

女性特有の月経周期も冷えの原因

月経周期は、排卵を境に体温の低い低温期と体温が高くなる高温期に分かれます。排卵後の高温期は黄体期ともいわれ、この時期は女性ホルモンのうちプロゲステロン(黄体ホルモン)が活発に働いて、体が水分を蓄えやすくなります。生理前に体がむくみやすいのはこのためです。体の中の水分量が多くなると体が冷えやすくなります。また生理が始まると、血液だけでなく生理前に溜め込んだ水分も排出しやすくなるため、下痢になる場合も。体内の血液や水分が外に出ることで熱を放出するため、またまた体が冷えやすく。月経周期という変化のある女性の体は、とても冷えやすいのです。

無理せずゆっくり。心身ともにリラックス

生理中や生理前は肌荒れや便秘、下痢、腹痛などの不調もあって、特に冷えに敏感な時期。湯たんぽで腰まわりをあたためる、あたたかい飲みものを飲む、ゆっくりとお風呂に入るなど体を冷やさないよう心掛けて。また、何かとイライラしがちな時期ですが、ストレスも冷えの原因。リラックスしてゆっくりと過ごしましょう。

先生のプロフィール

渡邉 賀子(わたなべ かこ)先生

1987年久留米大学医学部卒業。1997年北里研究所にて日本初の「冷え症外来」を開設し、多くの女性が抱える悩みである冷え症の診断と治療にあたってきた。より健康で美しい女性の一生をサポートするために、2003年より慶應大学病院にて診療・研究活動を続けながら、2004年に麻布ミューズクリニックを開院。現在は実家の帯山中央病院院長として熊本に在住し、麻布ミューズクリニックでも診療を行っている。『冷え症で悩む人に』(NHK出版)、『きれい&元気になる冷え症解消法』(池田書店)など著書多数。

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