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第13回 温活的食材のススメ

温活におすすめの食材は?冷えにくい体づくりにおすすめの食べ物、飲み物のポイントをご紹介します。

冷えとり先生のリレーコラム"温活でキレイ生活"はじめましょ! 今回は渡邉 賀子先生
第13回温活的食材のススメ

からだのエネルギー源になる食事は冷えない健康な生活を送るための基本です。
今回は、私たちのからだをつくる元になる食べ物、飲み物についてお話します。

飲み物は冷たいものをなるべく避けて

氷に手で触れたら、すごく冷たいですよね。氷入りの飲み物を飲むということは、直接その冷たさをからだに取り込むことになり、内側から冷やしてしまいます。できるだけ常温のものや、あたたかいものを飲むように心がけてください。
氷水を水か白湯に、冷たいビールをワインや日本酒にするなど、常温やあたたかい飲み物に置き換えると実践しやすくなります。とはいえ、どうしても冷たいものを飲みたい!というときには、お酒なら最初の1杯だけをビールにするなど、メリハリをつけることで冷たいものを抑える工夫をしてみてください。氷を抜いてもらうだけでも全然違いますよ!

温活的食材

旬の食材を選んで冷えにくい体づくりを

私たちのからだは食べ物からできていますから、「どんなものを口にするか」は、健康に影響する大切な問題です。冷えにくくするためには、熱をつくる筋肉に必要なタンパク質を積極的に食べるなど、食べ物を見直していく必要があります。
そこで参考にしたいのが漢方の「食養」。食事で養生をする、という意味で、食べ物は薬と同じだという考えです。今回オススメしたいのは、比較的簡単に実践しやすい「地元の旬のものを食べる」ということ。旬の食材はおいしく栄養価が高いだけではなく、「気候にあわせて心身の調子を整える力がある」と言われています。四季の変化にからだを対応させ、冷えに負けないために、旬の食材を選ぶように心がけましょう。旬の食材は流通量が多いので、価格が安くなる傾向があり、家計にも優しいですよ。
「食養」の考え方では、冬が旬のものや寒冷地で育つもの、薬味や香辛料の多くは「温性」の食べ物に分類されます。参考にしてみるのもいいかもしれませんね。

先生のプロフィール

渡邉 賀子(わたなべ かこ)先生

1987年久留米大学医学部卒業。1997年北里研究所にて日本初の「冷え症外来」を開設し、多くの女性が抱える悩みである冷え症の診断と治療にあたってきた。より健康で美しい女性の一生をサポートするために、2003年より慶應大学病院にて診療・研究活動を続けながら、2004年に麻布ミューズクリニックを開院。現在は実家の帯山中央病院院長として熊本に在住し、麻布ミューズクリニックでも診療を行っている。『冷え症で悩む人に』(NHK出版)、『きれい&元気になる冷え症解消法』(池田書店)など著書多数。

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