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第15回 肌トラブルには血流の改善を!

「冷えとり」的、ふきでものやニキビなどの肌のお悩み対策をご紹介します。

冷えとり先生のリレーコラム"温活でキレイ生活"はじめましょ! 今回は川嶋 朗先生
第15回肌トラブルには血流の改善を!

季節の変わり目やストレスで肌が荒れることがありませんか?原因はいろいろありますが、こういった症状も「冷えからくる不調」という場合もあります。今月は、「顔のふきでものやニキビが治らない」という悩みを「冷えとり」の観点から考えてみましょう。

季節の変わり目とストレスに注意!

顔の肌への血液の流れを促す首筋のマッサージもおすすめ
ふきでものやニキビは春から初夏にかけての気候の変化が激しい時期に生じやすいものです。また、人間関係のストレスなど、心の不調と関連していることも多い傾向にあります。気候の変化やストレスは、いずれも自律神経のバランスをくずす要因になるものです。
体温調節などの生命活動をコントロールしている自律神経のバランスがくずれると、手足が冷える、便秘・下痢になる、生理不順になるなど、体内トラブルが引き起こされやすくなります。このような不調がもとになって、肌にも影響を及ぼし、ニキビやふきでものなどトラブルが生じてしまうのです。

顔の肌への血液の流れを促す首筋のマッサージもおすすめ

肌への血液の流れを促そう

肌のトラブルは、血流の改善がカギとなります。暑さや寒さなど、周囲の環境に影響されないぽかぽかの身体づくりが大切です。肌、とくに顔周辺の血流がよくなるよう、首や肩などをしっかりと温めて冷やさないようにしましょう。
顔の肌への血液の流れを促す首筋のマッサージもおすすめ。1本の指で首筋を上から下に、鎖骨の中心から外側に向かって優しくなでましょう。血流の悪さからくる目の下のクマやしみ、しわなどの予防や改善にもおすすめです。お風呂で体が温まったときや、保湿クリームをぬるときなどに、習慣としてマッサージをプラスするとよいでしょう。
また、体内の水分量は年齢とともに減少していきます。赤ちゃんのころは体の80パーセントが水分ですが、年をとると体の水分は50パーセントまで下がってしまいます。ふきでもののでない、美しい肌を維持するには、血流を促し保湿を心がけることが大切です。
さらに、ストレスも肌トラブルの原因になりますので、体を温めてリラックスする時間をつくりましょう。

先生のプロフィール

川嶋 朗 (かわしま あきら) 先生

神奈川歯科大学大学院統合医療学講座 特任教授、医師・医学博士。
自然治癒力を重視し、西洋医学と補完代替医療を統合した医療を実践中。日本初の高等教育機関による統合医療教育を開講。『心も体も冷えが万病のもと』(集英社新書)、『毎日の冷えとり漢方』など著書多数。

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