大きな大きな「青い鳥の森」(この森で青い鳥に出会うと幸せになれるという伝説がある)に囲まれた、小さな小さなまち。それが「ちょこちょこタウン」。森の一部はりんご園になっていて、その辺り一面には甘酸っぱいりんごの香りが漂っています。
まちには、季節に関係なくたくさんの種類のお花が一年中咲いています。空気もとっても澄んでいて、夜にはお星さまがきれいに見えるそう。
まちの中央には「いどばた橋」があって、みんなが集まって楽しい井戸端会議をはじめます。
橋のすぐ近くには、かえるのちょこ・アルリィ(このまち全員、苗字は「ちょこ」!なにせ小さなまちなもので…以下苗字省略)がアルバイトをする郵便屋さんがあります。毎日せっせと郵便配達をするアルリィですが、実はこれは仮の姿だというウワサも…?
大きな川や湖もあって、夏の暑い日には、アルリィとあひるのひをり、かものはしのもすけ達が水遊びを楽しみます。
湖の近くには、サーカス団のテントがあります。そばを通ると、運動音痴のぞうのはなぞうが、いつかサーカスの鼻…いや華になる日を夢見て練習する姿を目にすることも…。
パンダのポンポンは、はなぞうの玉乗りの師匠で大の仲良しだとか。はなぞうが大好きなりんご園で、ポンポンと二人仲良く散歩しているのを毎日のように見かけます。
大きな栗の木が立つ丘は、まちで一番新しい風が生まれる心地いい場所です。そこでは、お休みのたびにピーナツの双子のプッチとポッチがピクニックにやって来て、プッチのいれる絶品の珈琲を三つ子の栗坊やクリモ、モカロ、ロンロンと飲みながら楽しいひとときを過ごします。
まちの北には「星降り山」(星がとってもきれいに見える大きな山)があって、頂上からはまち全体が見下ろせます。それはもう絶景です。もちろん夜には満天の星が間近に見え、手が届きそうなほど。
山登りとカメラが大好きなくまのオーベンが言うには、「ここから眺める景色は大好きな場所。ときどき、"自然のプラネタリウムを観る会"がアルリィによって開かれるんだ」
そして、そして、極秘ですが火星人のピッピが隣りまちの会社まで通勤に使っているUFOは、この山のどこかに隠されているらしいですよ。

「星降り山」のふもとには、町役場があります。役場の最上階には、このまちの一番えらいひとが住んでいるらしいのですが、誰も見たことがないとのこと。

まちには病院があり、うさぎのののんがナースをしています。優しいののんはとても人気で、仮病で通院する患者さんもいるそう。古くからあるこの病院で、みんな誕生したのです。最近、このまちにもお洒落なカフェがオープンしました。そこでアルバイトを始めたピーナツのプッチとポッチがいれる珈琲とギャルソン姿が好評で、カフェは毎日、開店から閉店まで大忙しだとか。
カフェの隣りには、ねこのヒメルが経営するアンティーク雑貨のお店があります。お店の中には、昔の名品とも言われるステーショナリーから切手・小物・アクセサリー…とステキなものがずらり。まちでも評判のお店です。
通りを少し歩くと図書館があり、読書好きのうさぎのののんが頻繁に通っています。ここには「ちょこちょこタウン」の歴史が記された分厚い持ち出し禁止の本があるとか。

テレビ局もあり、テレビっ子で有名なおばけのスミスがしばしば目撃されています。まちのオリジナル商品や特産物が売られている小さなデパートもあります。
ぶたのココルがシェフを勤めるレストランは、まちで一番おいしいと評判のお店。なかなか予約がとれないらしいですよ。
毎月、第3日曜日には野球場(公園)にまちのみんなが集まり、いぬのビーキー率いる野球チーム「ちょこッピーズ」の応援をします。みんな、エースで4番のビーキーの大ファン☆特に近くの"どんぐりむら"との対抗戦に大ハッスルなのです。