大人を輝かせる服で
これからもおしゃれをたのしむ
今日の私はいつもより鏡の前で堂々といられる。
そう感じるのはきっとファッションが自分に似合って
決まっているからだと思うのです。
年齢を重ねてもおしゃれをたのしめたら、
表情まで明るくなって人と会う日も心が弾むはず。
50代からの女性をもっと輝かせたい。
そんな想いでファッション開発に携わってきた
スタッフが語る「エガオノハナシ」、はじまりはじまり。

50代からの女性が歓喜する
そんなカタログを作りたい。
私たちは現在50代からの「花開くように華やぐ笑顔」の女性を讃えて、花笑む世代と名づけています。
この世代の方々は、日本が豊かになる一方だった高度成長期に子ども時代を過ごし、社会人になった頃に好景気にわいたバブル時代を経験し、常にキラキラと輝く好奇心旺盛で前向きな世代です。
ベルメゾンでは、そんな花笑む世代にフィットするこだわりアイテムを詰め込んだ、おしゃれと暮らしの総合カタログとして [花笑むとき]を2019年11月に創刊。「私たち世代のためのカタログをようやく作ってくれた!」「雑誌をめくる感覚でたのしめる」と大好評をいただいます。
今年の春号では特に、上品見えするきれいめデザインを大切にした[プチハイネックブラウス]が好評でしたので、秋バージョンとして[甘過ぎない大人のプチフリル綿100%ブラウス]を開発。隅々にまで込めた「大人のためのこだわり」をぜひ知ってほしいと思います。

数々のリアルな願いを
開発に活かせたよろこび。
[花笑むとき]の創刊にあたってまず大切にしたのは、花笑む世代が求めていることを忠実に商品に落とし込むことでした。そのため、リアルなお声を求めてファッションについてのグループインタビュー開催。
お仕事のキャリアや子育てなどを経て、豊かなコミュニケーション力を培ってきた花笑む世代らしい率直な意見が飛び交いました。
そこで見えてきたのは、花笑む世代は若々しく清潔感のある装いを好む一方で、今どきのボリューム感あるファッションは、だらしなく見えるように感じて強い拒否感があるということです。
また「甘すぎるのは嫌だけど華やかさはほしい」「首元をさりげなく隠したい」「着心地のよいものしか着たくない」「安っぽく見える服は選ばない」など。明確な要望をたくさんいただき、大変に盛り上がったグループインタビューとなりました。

きれいでいることに妥協しない
一枚のブラウスに込めた想い。
せっかくいただいたリアルなお声を反映させるため、開発にあたってはまず着心地と上質感にこだわって、「80番双糸」という細い糸で織った、しなやかで光沢感があり適度な厚さもある綿100%生地を採用。織りでストライプ柄を表現し、肌あたりもよく上品な大人にふさわしい質感に仕立てました。
また、大人にちょうどいいように計算した、約1.5cm幅の控えめなフリルで顔まわりに華やぎをプラス。そのフリルがきれいに引き立つよう、前はボタンを見せない比翼仕立てに。
さらに、今どきのボリューム感のある着こなしは敬遠しつつ、とは言えピタッとするのは体型が出るので嫌がられることに配慮して、だらしなく見えずにゆるやかなフィット感の絶妙なシルエットにもこだわっています。
熟考した結果、創刊号でヒットした[プチハイネックブラウス]とは大きく異なるデザインとなったため、販売当初は「間違えていないか?」とかなりドキドキもしましたが、おかげさまで売れ行きも好調で今ではすっかり自信作となりました。

また、はきたくなる
そんなデニムパンツが誕生。
さらに、10代20代のころは、デニムパンツを愛用していたはずの花笑む世代からの「デニムは体型が気になる」「はきこなす自信がない」というお声に着目して、[大人世代の体型を美しく見せる!補整効果抜群のテーパードデニム] を開発。
このデニムは、ヒップから太ももはゆったり、ひざ下から裾へ細くなるテーパードシルエットを採用して大人の難所のすっきり見せを実現しています。また、お尻が少しでも丸く見えるように、お尻ポケットに立体感を持たせるという工夫もプラス。
さらに、グンと伸びるストレッチ性と安心の股上設計でデニムならではの「しんどさ」を解消。こちらも「はき心地がとてもいい!」「中高年のお腹から太ももをすっきり見せてくれる」などのうれしいレビューが次々と届いています。

手書きアンケートは
皆さまからの貴重なエール。
[花笑むとき]の創刊号から携わり、ファッション開発を担当していて最もやりがいを感じるときは、みな様からご意見をいただけたときです。
[花笑むとき]では、カタログの末頁に手書きで記入いただけるアンケート用紙を付けています。メール主流の時代に、わざわざ切手を貼ってポスト投函しないと出せない、そのアンケート用紙にびっしりと書き込まれたご意見を読んだときは心の底から感動しました。
お褒めの言葉や「こんな商品を販売してほしい」などのご要望は、私たちにとっては涙が出るほど貴重なエールとなっています。
「カタログのページ数を増やしてほしい」というご意見もたくさんいただいているので、そんなお声に応えられるようヒット商品をたくさん開発していきたいですね。
東バイヤー
手書きでご郵送いただくアンケート用紙ではお褒めばかりではなく、お叱りのお言葉もちょうだいします。
でも、手書きという現代では非常に面倒な作業を行ってまで、わざわざ叱っていただけることがありがたくて頭がさがる思いです。これからも様々なご意見を反映させることで、優れた商品を皆さんにお届けしたいと願っています。
[花笑むとき]のページをめくることで、おしゃれをしたいのに迷っている花笑む世代の方々が、もっとファッションをたのしもう、チャレンジしてみようという気持ちになっていただけたら、開発担当としてこれ以上のよろこびはありません。
