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2026.5.25 更新

夏に着る喪服はどう選ぶ?ワンピースを着ても大丈夫?失敗しない選び方

大人女子のマナー

夏に訃報を受けた際、どのような服装で参列すべきか悩む方は少なくありません。「ワンピース1枚だけで参列しても失礼にならないだろうか」「半袖を着ても良いのだろうか」などの不安を抱える方も多いはずです。
また、近年は家族葬が増えるなど葬儀の形式も多様化しており、服装の選び方に迷う場面も多くなっているのではないでしょうか。
この記事では、夏の葬儀における喪服の選び方や、失敗しないためのマナーを解説します。

夏の喪服で半袖やワンピースを着ても大丈夫?

夏の葬儀で半袖のブラウスやワンピースを着用すること自体は、基本的には問題ありません。
かつては夏場でも長袖のジャケットを羽織るのが正装とされていましたが、近年の気候変動による猛暑の影響もあり、マナーの考え方は柔軟になりつつあります。

しかし、肌の露出が多すぎると、悲しみの場である葬儀の厳かな雰囲気を損なうおそれがあります。フォーマルな場にふさわしい節度を保つためにも、袖丈は半袖よりも3分袖から7分袖を選ぶのが無難です。二の腕が完全に隠れる長さであれば、ジャケットを脱いだ状態でも上品な印象を維持できます。
また、葬儀や告別式は冷房の効いた室内で行われることがほとんどです。室内で長時間過ごす際に体を冷やしすぎないためにも、袖のある喪服を選んだほうが良いでしょう。

【立場・シーン別】失敗しない夏の喪服の選び方

参列する立場や、案内された形式によって、選ぶべき喪服の基準は異なります。周囲から浮いてしまわないよう、それぞれのケースに適した装いを確認しておきましょう。

親族として参列する場合

親族として参列する際は、参列者を迎える立場であるため、より格式高い装いが求められます。夏場であっても、基本的にはジャケットを準備しておくほうが良いでしょう。
たとえワンピースが5分袖であっても、式典の最中は上着を羽織るのが正式なマナーです。そのため、購入やレンタルの際は、通気性の良い夏物の生地で作られた「ジャケットとワンピース」のセットアップを選ぶのが良いでしょう。

一般参列者の場合

知人や友人、仕事関係の葬儀に一般参列者として参列する場合は、ワンピース1枚で参列しても問題ありません。ワンピースは襟元が詰まっており、スカート丈が十分に長いものを選びましょう。加えて、ブラックフォーマル専用の深い黒色の生地で作られたレディーススーツやワンピースを選ぶようにします。
こちらのワンピースは、セパレート風前開きワンピースで、ジャケットを羽織っているようなデザイン。通気性の高い素材を使用し、気になるにおいを抑制するデオドラントネーム使用で、夏の蒸し暑さの中でも快適に過ごせます。

「平服でお越しください」と連絡があった場合

法事などでは「平服でお越しください」と案内されることがあります。この場合の平服は「礼服(喪服)でなくて構わない」という解釈で、略喪服と呼ばれる落ち着いた装いであれば問題ありません。
服は無地のワンピースやパンツスーツでも構いません。色は黒やネイビー、ダークグレーなどから選びます。もし迷った場合は、よりフォーマルなほうに合わせるのが無難です。
カジュアルすぎる服装は場を乱すため、清潔感と控えめな印象を意識しましょう。

夏用の喪服を選ぶときのチェックポイント

ここからは夏用の喪服を購入したりレンタルしたりするときに気をつけたいポイントを解説します。ブラックフォーマル用として売られている商品でも、ものによっては失礼にあたることがあるので、しっかり押さえておきましょう。

喪服の素材

夏用の喪服で特に重視したいのは、色の深さです。安価な夏物生地の中には、光の反射によってグレーっぽく見えてしまうものがあります。葬儀の場で他人と並んだ際に黒の濃さの違いが目立ってしまわないよう、光沢を抑えた深い黒無地の生地を選ぶようにしましょう。
また、近ごろは吸汗速乾性に優れた生地や、肌に触れると冷たく感じる接触冷感機能を持つ素材で作られた喪服もあります。こうした素材を選べば、気温が高い日でも快適に過ごしやすいです。

喪服のデザイン

デザイン面で特に意識したいのは、スカートの丈です。立っているときはもちろん、椅子に腰掛けた際にも膝がしっかりと隠れる程度の長さを確保しましょう。ロング丈のものなら、よりフォーマルで落ち着いた印象を与えられます。
襟元については、鎖骨が隠れる程度に詰まったクルーネックやノーカラーなどを選びます。胸元が大きく開いたデザインは、葬儀の場にはあまりふさわしくありません。
また、シルエットは体のラインを強調しすぎないものを選ぶと、風通しも良くなり暑さ対策もできます。

喪服の透け感

夏物の生地は薄手になりますが、肌が透けすぎないものを選ぶのが鉄則です。背中や腕、肩などが透けて見えるデザインは、葬儀ではマナー違反となります。透ける装いは、周囲の視線を不必要に集めてしまい、故人を偲ぶ場の雰囲気を壊すおそれがあるためです。
織り方が工夫されていて、通気性を保ちながらも透けにくい加工が施された喪服も販売されています。もし実物を見られる状況なら、裏地の有無や、光にかざしたときの透け具合を事前に確認してください。

夏だからこそ気をつけたい身だしなみのマナー

夏に喪服を着る際は、服装以外にも注意点があります。続いて足元やメイク、持ち物など、服以外で気をつけたい点を解説します。

ストッキングの選び方

葬儀に参列する際は、必ず黒色のパンティストッキングを着用してください。どれほど暑い日であっても、素足での参列は厳禁です。肌色のストッキングはカジュアルな印象を与えるため、葬儀では避けましょう。

靴の選び方

靴は布製、あるいは光沢のない合成皮革のパンプスを選びます。エナメル素材のような光るものや、サンダル、ミュールといった露出の高い履物は避けてください。ヒールの高さは3cmから5cm程度が、疲れにくく歩きやすい高さとされています。
また、夏場は足のニオイや蒸れによる不快感も気になるところです。こうした不快感を防ぐために、靴に吸湿速乾や消臭機能のある薄手のインソールを入れておくのも一つの手です。自宅や葬儀会場で靴を脱ぐ場面でも気兼ねなく過ごせます。

髪形やメイクのポイント

夏の葬儀では、汗によるメイク崩れやテカりを防ぐための工夫が必要です。基本は片化粧(かたげしょう)と呼ばれる、控えめで清潔感のある薄化粧を心がけます。ラメ入りのアイシャドウや鮮やかな色のリップは避け、マットな質感のものを選んでください。
髪形については、お辞儀をした際に顔にかからないよう、耳より下の位置ですっきりとまとめるのが理想的です。後れ毛が出すぎないように整えれば、暑苦しさを感じさせない涼やかな印象を与えられます。
また、暑さ対策で扇子を持参する場合は、黒色や地味な色合いの無地を選び、周囲に風を当てすぎないよう控えめに使用しましょう。

<汗対策もぬかりなく!>

暑くて汗をかいてしまって不快で気になる、大事なフォーマル服に汗ジミを作りたくない、そんな時はインナー選びにも工夫を。
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夏の喪服は涼しさを意識しながらマナーを守ろう

今回は、夏の喪服選びの際に重要なポイントをまとめました。
暑いときはワンピース一枚の着用も認められていますが、袖丈やスカート丈への配慮は欠かせません。通気性の良い高機能素材などを活用して涼しさを確保しながらも、 露出を控えることが、厳かな場にふさわしい装いとなります。
また、親族として参列する場合は、夏用のジャケットを用意し、格式を保つことが求められます。
喪服選びでは、暑さ対策の機能性と、ブラックフォーマル専用の「黒の深さ」を両立させたものを選ぶことがポイントです。この記事の内容を参考にして、マナーを守りつつ厳しい暑さにも対応できる装いを選んでみてください。

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