通販カタログ・通信販売のベルメゾンネット

プロジェクトメンバーの試行錯誤

2023.03.22

"ラク"と"キレイ"の両立。プロジェクトメンバーの試行錯誤に迫ります

  • お客様と開発

産後ブラのサンプル

前回は、"ラク"と"キレイ"を両立する産後ブラ開発のプロジェクト立ち上げをご報告しました。

きれいなバストライン作りを目指すと、授乳のしやすさや着け心地ラクの実現が難しい。
授乳のしやすさや着け心地ラクを優先すると、これまでの授乳ブラとあんまり変わらない…。

今回は、開発をかたわらで見守ってきたベルメゾンデッセ編集担当の和多田が、プロジェクトチームの試行錯誤をほんのちょっとご紹介します!

バストメイク力と着け心地

お出かけにも着けていけるぐらいのバストメイク力を目標に、最初に作ったサンプルを授乳中ママに試してもらいました。

プロジェクトチームのメンバーは、 「バストメイク力、いいですね。これだと街へのお出かけにも着けていけます。」 というご意見に安心しながらも、「授乳期で大きくなったバストには、下からのしっかりした支えがきつく感じることもありました。」という言葉がどうしても気になった様子。

バストメイク力の実現を目指すあまり、産後ママさんの求めるラクな着け心地が実現できていないのかもしれない…と反省していました。

このチームの素敵なところは、ママから出た言葉を、より深いところまで理解しようと議論を重ねるところ。
なんでそう感じたんだろう。いいですね、って言ってくれたけど、その後の言葉を聞くと、それほど求めていないのかもしれないね。などなど。

議論を重ねてチームが出した答えは、授乳期のママは過剰なバストメイク力ではなくて、まずは横広がりせずに「スッキリ」きれいに見える事を期待しているんじゃないか。という事でした。

目標が変われば即行動に!

バイヤーを中心に修正案が繰り出され、最終的にはブラカップの下の厚みを薄くして圧迫感を軽減するために、なんとイチからブラカップの金型を作り直すことになりました。
また、バストのホールド感を高めるために、モールドカップのカバー面積もミリ単位で調整することになりました。

金型を最初から作りなおすという事は振り出しに戻るようなもの。でもプロジェクトチームのメンバーは、たくさん意見をくださったママの声を思い出しながら、こだわりぬくことに決めたようです。

議論は長いが、決まったら即行動!のチームでした。

気持ちHAPPYと授乳ブラとしての役割

気持ちHAPPYなら、やっぱりレース!という事で、レースを全面に使ったタイプと、縁だけをレースであしらうタイプの2タイプのサンプルが上がっていました。

全面レースだと高見えするし、確かに気分は上がるよね。
でも授乳の時って赤ちゃんのほっぺにブラが触れるんじゃない?
産後って肌が敏感になるから、レースは肌に触れない方がいいよね。
お出かけにも気にせず着けてもらうためには、上に着る服に響かない方がいいよね。

実際にメンバー全員も着用してみて、そしてここでも議論を重ねて決めたのは、カップ上辺だけレースをあしらっているタイプでした。
レースの割合は減らして、授乳の妨げにならないようにしつつも、ツヤ感がある素材を採用して、繊細で女性らしい仕上がりを目指すことになったようです。

その他にもたくさんの修正が繰り返されており、え?そんなところの素材まで変えるの??そのミリ単位の修正、どう変わるんだろう。。。と、たくさん作られたサンプルを前に、和多田は驚くことの連続でした。

開発完了まで、あともう少し

産後の身体に優しい工夫、授乳しやすさの秘密、美しいバストメイク力の秘密、気分が上がるデザインの秘密、たくさんの工夫と秘密がぎゅっと詰まった産後ブラ。
金型修正後のサンプルもそろそろ仕上がってくるようです。

次回も引き続きプロジェクトチームの活動を追ったレポートを発信していきます!