ベルメゾンスタッフの愛用品 vol.10
2024.07.31
ベルメゾンスタッフの愛用品 vol.10 「生地張り表紙の収納写真アルバム」
- スタッフ愛用品
- インテリア・雑貨
こんにちは。スタッフ森田です。
「ベルメゾンスタッフの愛用品」コラムvol.10は、インテリアバイヤーの井澤さんに、デジタルの時代だからこそ大切にしたい写真やアルバムへの考えを聞いてきました。
家族の写真の整理にお困りの方にもぜひ読んでいただきたい内容です!
そして、長年インテリアや家具の開発に携わるなかで見つけた、自分の得意や不得意なこと。
遊び心や面白さを商品に反映させたい、という想いを大切に仕事に向き合う井澤さんのお話をどうぞ。
日常の写真を気軽に収納
森田)まずはこのアルバムの好きなところを教えてください!
井澤)まず、このアルバムは長年人気の商品で一年を通してお客様から選んでいただいております。
400枚収納と600枚収納の2タイプあって、それぞれカバーの生地の色もお好みで選んでいただけるようになっています。
井澤)ひと昔前のアルバムって、子ども向けのデザインが多かったような記憶があるんですが、写真を撮ったりアルバムに整理したりするのはだいたいは親ですよね。
このアルバムだとシンプルな布張りの表紙なので、どんな部屋にも馴染むし、ふとした時に手に取ってみたいと思えるのも好きなところですね。
森田)ちなみにどんな時に手にとることが多いですか?
井澤)そうですねー、夜遅くに帰ってきて、なんかこうふと見たくなる時があるんですよね。
そんなに頻繁に見るわけじゃないけど、ちょっと仕事で疲れたなとか、元気が出ないなという時が多いかもしれません。
森田)お子さんや家族の写真を見て、元気出そう!みたいな感じですかね。
日常でパシャパシャ撮った写真をプリントして、たくさん入れておけるので何気ない思い出を振り返るのに良さそうですね。
井澤)そうそう。写真館で撮るような写真も良いですけど、気軽に撮ったもののほうがリアルじゃないですか。
収納力があるから特に選別せずに、とりあえず入れとこうと。
それで後から見返したらもちろん整理はされていないんだけど、それはそれでエモさを感じて何か良いなって。
過去への憧れと未来へのヒント
森田)写真もデータで扱うのが当たり前になった中で、わざわざ写真をプリントしてアルバムにすることもそうですが、色んなものにおいて古いものの魅力の再発見みたいな風潮があると感じています。
井澤さんは生活や仕事でそんな風に感じることってありますか?
井澤)パッと思い当たるのはゲームですね。
自分が中学生の時に遊んだゲームのリバイバル版が出ていたり、最新のゲーム機で昔のゲームをダウンロードして遊べるようになっていたり。
偶然見つけた瞬間は「おぉ!」ってなりますね。
森田)音楽のシーンでもちょっと似てて、90年代くらいの音楽をベースに新しい音楽が生み出されたり、あとY2Kファッションという呼ばれ方で昔のファッションが再流行したりと回帰が起こってますよね。
井澤)みんな、あの頃にもう一回戻りたい!っていう気持ちが高まってるんですかね。
でも、仕事ではそんな中で新しいものを生み出さなくちゃいけないので、行ったり来たりしながら常にアイディアは拾い集めていますね。
今回のアルバムもそうですけど、自分の思い出とか経験を振り返りながら「これとこれを組み合わせたらおもしろいかも…」とあるとき急に繋がり出したりします。
きっちり整理したり、順序立てて進めていくのは正直苦手なのですが、アイディアを集めたりそれを膨らませたりするのは得意なほうですね。
きっちり進めていく、という面では周りには迷惑をかけていますが、助けてくれる人ばかりなので感謝です(泣)
ポジティブな違和感を大切に
森田)仕事の話も出てきたところで、今後、商品開発をしていく中で大切にしたいことを教えてください。
井澤)これは今までもなんですが、「ポジティブな違和感」を大切にしたいですね。
その商品に出会ったときに、「ん?」と気になってしまう。「面白いな!」とか「こういう狙いがあるな!」とか、商品に込めた気持ちとか意図に気づいてくれるともっと嬉しいですね。
もしくは、「その発想はなかった…」と悔しがってもらうのも良いですね。
もちろんたくさんの人に使ってもらうことも嬉しいですけど、まずは良い意味での違和感を感じてもらうのが僕の中では第一ですね。
森田)「型にはまらない発想を!」とか「驚きと感動を!」などを企業がよく掲げたりしますが、自分たちが驚いたり感動したりしてないと、お客様にそれをお届けするのは難しいですもんね。
井澤)そういう意味ではベルメゾンはその風土はあると思うんですね。
仕事の中でおもしろいことがいっぱい起こってるし、スタッフ同士のやりとりから生み出される新しい発想もあるし。
僕が感じているベルメゾンのユニークさをもっとお客様にも伝えていって、商品以外のところでもポジティブな違和感をお届けしていきたいですね。
井澤さんのおすすめ商品はいかがでしたか?
写真やアルバムとの関り方にはじまり、商品開発への想いを語ってもらいました!
スマートフォンやデジタルカメラで写真を撮りそのままに…が多い方も、まずは1冊お好きなアルバムを手元に置き、残しておきたい写真をプリントアウトしてみるのはいかがでしょうか。
その積み重ねで、過去の自分と繋がる大切な一冊になるかもしれませんね。
次回の「ベルメゾンスタッフの愛用品コラム」も、楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。