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結露の対策方法8選。湿気・カビを防ぐ便利グッズも一緒にご紹介

結露の対策方法8選。湿気・カビを防ぐ便利グッズも一緒にご紹介

2021.12.09

湿気対策/カビ対策用品

窓ガラスや壁にびっしりつく結露は、冬や梅雨の暮らしでよくあるお困りごとの一つです。結露を放置すると、家屋や健康に悪影響を及ぼすことも。そこで、結露対策の具体的な方法と便利アイテムをご紹介します。

この記事の目次

1.そもそも結露の原因って?

寒い季節になると風物詩のように出現する結露。
結露ができる原因は「室内と屋外の温度差」にあります。冷たい飲み物を入れたコップに水滴がつく、あの状況をイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。
空気中に溶け込むことができる水分の量(=飽和水蒸気量といいます)は、気温が高くなるほど増えます。例えば気温が10度の場合と20度の場合では、飽和水蒸気量は2倍近くの差があります。寒い季節に室内の温度を高くしていると、冷たい外気との境目である窓ガラスの表面では、溶けきれなくなった水蒸気が空気からあふれてしまいます。そして急激に冷やされて水滴となって現れます。これが私たちを困らせる「結露」の正体。特に冬は室内と屋外の温度差が大きくなるため、結露が大量に発生するケースが出てきます。

2.結露対策の8つの方法&おすすめ便利グッズ

結露対策は、何に重点をおくかによっていくつか方法があります。ここでは8つの方法とおすすめの便利グッズをご紹介。お部屋の状況や生活スタイルに合わせて組み合わせると効果的ですよ。

除湿器や空間除湿グッズで部屋の湿度を下げる

結露を発生させないために有効なのが、部屋の湿度を下げること。
冬といえば空気が乾燥するイメージがありますが、実は屋内だと局部的に湿度が高くなっていることがあります。 原因としては洗濯物の室内干し、換気扇を使わずに料理をする、お風呂のドアを開けっ放しにする……などなど。冬に欠かせない鍋料理の後にも部屋の湿度は急上昇します。また盲点になりやすいのが、熱帯魚の水槽や観葉植物が放つ水分です。
さて、お部屋の湿度を下げる定番といえば除湿器や空間除湿グッズ。高まりすぎた湿度を下げるには手っ取り早いのでおすすめです。空気の乾燥を防ぐために加湿器を使用するご家庭も多いと思いますが、結露対策のためには、適度な湿度が保てているか目を配ることも大切です。


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こまめな換気で結露を発生させない

道具いらずで簡単にできるのが、こまめな換気です。
寒い冬はどうしても閉めっぱなしになりがちですが、窓を開けて外気を入れることで、室内にたまった水蒸気を減らして結露を防ぐことができます。換気の目安は2時間に1度、5分くらい。換気する時のポイントは「空気の通り道」をつくること。具体的には、窓を2カ所開ける、窓と部屋の扉を開けるなどです。部屋の対角線上の2箇所ならなお良し。ルーティンにしてしまえば、新鮮な空気も取り込めて気分転換にもなり一石二鳥ですよ。
また朝方の結露を防止するには、就寝前に換気しておくだけでも効果的です。ぜひ試してみてくださいね。

水滴になる前に窓際の水分を飛ばす

「寒い季節に窓を開けて換気するのはちょっと……」という方におすすめなのがこちらの方法。窓際の湿気を拡散させることも、結露対策に効果的な方法の一つです。
やり方は簡単、窓に向かって扇風機やサーキュレーターを回すだけ。窓ガラス付近にたまった水蒸気が、水滴になる前に扇風機で湿気を飛ばしてあげる。これで結露がつくのを防げます。また暖かい空気をかくはんすることになるので、自然と暖房効率がアップ。部屋全体に温かい空気が届き、窓際との温度差も抑えられます。


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窓についた水滴をこまめにふき取る

湿度や温度に気を使うのはちょっとめんどう……。そんな方は「水滴に気づいたら拭き取る」に限ります。
結露としてびっしり溜まってしまう前に、窓表面の水分をオフしましょう。おすすめは、水切りスクィージー×吸水クロスのあわせ使い。スクィージーなら背丈より高いところまで手が届きやすいですし、吸水性に優れたクロスならレールなど細かい部分の水分までスッキリ吸い取れます。


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結露シートや結露テープで窓の結露を防ぐ

窓ガラスに貼るだけの結露対策アイテム、結露シートや結露テープを活用する方法です。
水分をしっかり吸い取る吸水シートが、窓に垂れる水滴をキャッチ。インテリア性のあるデザインや、防カビ成分が配合されたものなどいろんな種類があるので目的に合わせて選びましょう。
また、手元にある新聞紙を結露シート代わりにする方法もあります。すでにできてしまった結露には、新聞紙を広げて貼り付けてしまいましょう。もしくは寝る前、横長に畳んだ新聞紙をレール部分に立てかけたり、テープで貼ったりしておくだけでてOK。新聞紙が窓の水分を吸い取ってくれます。湿った新聞紙を丸めてついでに窓拭きすれば、新聞のインク成分が窓をピカピカにしてくれます。


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窓を断熱する

結露ができる場所NO.1が窓。窓を冷やさない=窓を断熱することは、結露対策における重要ポイントです。ただ、そうは言っても窓自体を“断熱窓”につけ替えるのはお金がかかりますよね。
手軽にできる対策としては、今ある窓に後付けで使える「窓の断熱アイテム」を取り入れること。主流は「断熱シート」や「遮熱シート」と名前がついたシートタイプで、自分で窓のサイズにカットして貼り付けます。
外気温の影響を受けにくくすることから、冷暖房の効率もアップ♪ さらにUVカット機能が付いたものを選べば、冬の結露対策だけでなく夏の日焼けも防げます。


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手軽に使える! 結露防止と防カビを兼ねたスプレー

カビは一度でも発生するとやっかいな存在。その原因は湿度、つまり結露の水滴も含まれます。結露とカビは、切っても切り離せない関係にあるんですね。
そこで最近は“結露防止+カビ予防”を一度で叶えるスプレータイプの結露対策アイテムがあります。一度使えば効果が数週間~数カ月ほど続くので、忙しい人におすすめ。スプレーするだけの手軽さも良いですね。


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暖房器具やエアコンを見直す

実は暖房器具の種類によって、結露の出やすさに差があります。
例えば、一般的な石油ファンヒーターやガスファンヒーターなど、灯油やガスを燃料にする“燃焼系”の暖房器具。燃焼する際に水蒸気を発生させるため、空気が乾燥しにくい反面、結露ができやすいのです。一方、オイルヒーターやホットカーペット、パネルヒーターなどの暖房機器は部屋の湿度に影響しません。またエアコンは、温風により部屋の湿度を下げます。(こちらは乾燥のしすぎにご注意)
結露が気になっている方は、暖房器具を買い替える際、湿度との関連性をポイントにしてみましょう。


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3.結露が引き起こす影響とは? 何がまずいの?

さて、結露対策の方法を一通りご紹介したところで、改めて結露について考えてみましょう。
結露の発生は自然現象なので避けがたいものです。しかし「水なのだからほうっておけば 乾くでしょ」と軽く考えているなら大間違い。「結露を放置すると良くない」と言われるのには、壁やカーテンが濡れて不快、という以上の理由があります。
それは、具体的にいうとカビの発生や建材の腐食。特にカビについては、思いのほかあっさりと発生してしまうこともあります。このカビが、家屋や健康に悪影響を及ぼすと懸念されるのです。

家屋への影響

窓のパッキンや壁は、湿った状態が続くとカビが発生します。カビが生えると雑巾で拭いても黒ずみは取れません。専用のカビ取り剤で対処することもできますが、めんどうですしお金もかかります。カビ取り剤による健康への影響も心配ですよね。多少の手間をかけても、結露は未然に防ぐ方が賢明といえるでしょう。
また床材や壁材など木材部分が常に湿っていると、腐食して割れやすくなる、壁紙が剥がれる、内部にカビが生えるなどの影響が出ます。結露の放置が、住まいの構造そのものに悪影響を引き起こすこともあるのです 。

家具やカーテンへの影響

窓辺にタンスなどの家具を置いていると、結露や湿気の影響で、裏側にカビが生えたりシミができたりすることがあります。家具の結露・カビ対策には、家具の設置位置を“壁から5cmほど離す”を心がけて。空気の通り道ができて湿気がこもりにくくなります。
また窓辺に吊ったカーテンにカビが生えやすいのも、窓の結露が原因である可能性が大。一度生えてしまうと掃除や洗濯で落とすのは難しいので、結露には要注意です。

健康への影響

カビは健康面にもさまざまな悪影響を及ぼします。
アレルギー性の肺炎や喘息のリスクが高まるだけでなく、カビをエサとするダニも増えてしまいます。これによって喘息のさらなる悪化や、アレルギーの発症などが起こりえるのです。家族の健康を守るためにも、結露対策は暮らしの重要な課題であるといえます。

4.根本的に解決するなら「窓リフォーム」という方法も

「お金をかけてでも、根本的な解決を図りたい」。そんな決意をお持ちの方は、窓そのものの見直しを検討してみてはいかがでしょうか。結露対策のために窓を見直す場合、外気温の影響を受けにくくする窓リフォームになります。
方法はいくつかあります。
・窓ガラスをペアガラス(二重ガラス)にする
・今ある窓の内側にもう1つ窓をつくる
・サッシの素材を断熱性の高いものに替える
……など、リフォーム会社に相談してみるとよいでしょう。

5.まとめ

結露を放置することは、家のためにも健康のためにもよくありません。きちんと対策しておけば、冬を快適に過ごすことができます。まずはご自宅の窓の様子や湿度をチェックすることから始めてみましょう。ぜひ今年こそ“続けられる結露対策”を日常に取り入れて、暖かく快適なお部屋で過ごしてくださいね♪

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