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「グースダウン」と「ダックダウン」。羽毛布団を選ぶ前に違いをチェックしよう

「グースダウン」と「ダックダウン」。羽毛布団を選ぶ前に違いをチェックしよう

2018.10.29

掛け布団・羽毛布団

「グースダウン」と「ダックダウン」。羽毛布団を選ぶ前に違いをチェックしよう
「グースダウン」と「ダックダウン」。羽毛布団を選ぶ前に違いをチェックしよう

軽くて暖かな羽毛布団。なかでも良質な羽毛布団の詰めものとしてよく使われるグースダウン、ダックダウンをご存じですか?保温性や機能性、また価格帯に差が出る違いとは?羽毛布団を選ぶ際にはダウンの種類や違いを確認して、より良い一枚に出会いましょう。

羽毛布団・羽根布団の中身にはどんな種類がある?

まずは「ダウン(羽毛)」と「フェザー」の違い、知ってますか?

主に寒冷地に住む水鳥から採取される「ダウン(羽毛)」や「フェザー(羽根)」

布団の詰めものに使われる「ダウン」や「フェザー」といった素材は、主に寒冷地に住む水鳥から採取されます。

■ダウン(羽毛)
ダウンは、水鳥の胸部から採れる羽毛(綿羽)のこと。軸(芯)がなく、広げるとタンポポの綿毛のようにふわふわとしていることから「ダウンボール」と呼ばれます。
ダウンならではの弾力や暖かさといった性質は、このダウンボールがたっぷりの空気を含むから。水分の吸湿性・放湿性に優れている点も特長で、これらの性質が、軽く暖かで快適な羽毛布団を作り出します。
一般的にはダウンボールが大きい方が良質なダウンとされています。

■フェザー(羽根)
「鳥の羽根」と聞いて多くの方が想像するであろう、真ん中に軸(芯)のある羽根のことです。軸がある分、弾力性や復元性に優れ、形がくずれにくいのが特長。
フェザーには2種類あり、水鳥のおなかの部分に生えている小さな羽根(6.5cm未満)を「スモールフェザー」、翼の部分のやや大きな羽根(6.5cm以上)を「フェザー」と呼びます。

水鳥1羽から採れるダウンの量はフェザーに比べて少なく希少なため、ダウンの混合率が高いほど羽毛布団は高価になります。

「羽毛布団」と「羽根布団」の違いについて

よく似た字の並びですが、実は「羽毛布団」と「羽根布団」は別モノです。
「羽毛布団」とは、中の詰めものにダウンを50%以上使用した布団のこと。ダウンが50%未満のものは「羽根布団」として区別されれることがほとんどです。

ダウンを採取する水鳥の種類と産地について

水鳥の種類は主に2種類

羽毛を採取する水鳥「グース(がちょう)」と「ダック(あひる)」

羽毛を採取する水鳥の種類は、主にグース(がちょう)とダック(あひる)の2種類。
体の大きさ=ダウンボールの大きさでいうと、ダックよりもグースの方が体が大きく、ふわふわで大きなダウンボールが採れる傾向にあります。
同じダウンでも、一つひとつが大きい方が、より多く空気を含んで保温性にも優れる=軽くて暖かい布団を作ることができることから、ダックよりもグースの方がより上質、高品質な羽毛が採れると言われています。

■グースダウン(がちょう)
一般的にグースはダックと比較して体が大きいので、より大きく上質なダウンボールを採取できます。グースダウンを使用した羽毛布団の方が、高価格になる傾向にあります。

■ダック(あひる)
ダックはグースと比較すると体は小さめ。そのため、比例してダウンボールのサイズも小さくなります。ダックダウンの方が比較的安価になり、入手しやすい傾向に。

水鳥の産地は寒い場所が良いとされている?

羽毛としての品質は、寒冷地に生息する水鳥から採れるものの方が良質になると言われています。気象条件がより厳しい地域にいる水鳥の方が、寒さから身を守る体温調節の性能が優れている=良いダウンを持っている、ということからです。
ダウンの生産地の有名どころではポーランド、ハンガリー、フランス、ドイツなどヨーロッパの寒い地域や、ロシア、カナダなど。
ただし、たとえ同じ国で生産された羽毛であっても、産地や飼育方法、また採取からダウンへの処理工程などで品質は異なります。どこの産地であれば良い、とは一概に言い切れません。
近年ではファストファッションの流行もあり、中国、台湾など比較的安価で質も良いアジア産のダウンも増えています。

「マザーグース」と「マザーダック」

通常のダウンは、食用に飼育された生後2〜3ヵ月(幼鳥)のダックやグースから採取されます。
その一方で「マザーダック」「マザーグース」と呼ばれる鳥は、卵を採取するために飼育されているいわゆる「親鳥」のこと。
だいたい2〜3年ほど育てられるこれらの鳥からは、成熟した大きなダウンボールが採れ、より軽くて暖かな羽毛布団を作ることができます。ただし質が良く希少な分、お値段は高めになる傾向が。

世界最高級の貴重&特別なダウン「アイダーダックダウン」とは?

野生の鴨から生み出す「アイダーダックダウン」

北極圏に近いアイスランドなどに生息するアイダーダック。最高級ダウンとしても名高い「アイダーダックダウン」を生み出す野生の鴨です。この鳥は保護鳥なので、飼育して羽毛を採取することはありません。
ではどうやって羽毛を採るのか? アイダーダックは、母鳥が自分のダウンを巣に敷き詰めて卵やヒナを寒さから守る習性があります。やがて卵がかえって巣が目的を終えた頃、残った羽毛を人の手で丁寧に集め、精製されたものが「アイダーダックダウン」です。

アイダーダックの羽毛の特長は、ダウンどうしがよく絡みあうこと。絡んだダウンの間にしっかりと空気層をつくるため、とても高い保温性があります。
また、質が高いだけでなく、採取できる量も限られているため希少価値も相当なもの。最高級品と呼ばれ「マザーグース」や「マザーダック」から比べてお値段がグッと高くなるのも納得です。

違いを知って、こだわりの羽毛布団を選ぼう

これまで羽毛布団に使われるダウンについてお話ししてきました。
羽毛布団は中の詰めものの質だけでなく、布団の側生地やキルト加工、消臭・抗菌といった機能性など、さまざまな要素で仕上がりや価格に幅があります。
いろんなポイントをチェックして、納得の羽毛布団を選んでくださいね。

「グースダウンの羽毛布団」一覧はこちら ⇒
「ダックダウンの羽毛布団」一覧はこちら ⇒
「マザーグースダウン・マザーダックダウンの羽毛布団」一覧はこちら ⇒
「アイダーダックダウンの羽毛布団」はこちら ⇒

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