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2026.07.21 更新

【タイプ別】衣類のつけ置き洗い、正しい手順とは?注意点も解説!

お役立ち家事テクニック

つけ置き洗いは、衣類のタイプと汚れの種類に応じて正しい方法で行うことが重要です。通常衣類では皮脂汚れ・泥汚れ・蓄積した黄ばみによって洗剤選びや時間が異なりますし、デリケート衣類は中性洗剤で短時間に抑えるなど、素材に合わせた工夫が必要になります。また、一晩中つけ置きするなど間違った方法をとると、衣類を傷めたり色移りしたりするリスクもあります。
頑固な汚れや蓄積した黄ばみをスッキリ落としたいですよね。そんなとき試して欲しいのが「つけ置き洗い」です。複雑に思えるかもしれませんが、衣類や汚れの特性を理解すれば、誰でも簡単に実践できます。ここでは、タイプ別のつけ置き洗いの正しい方法と注意点を解説します。

▼この記事でわかること
・衣類のタイプや汚れの種類に合わせた、正しいつけ置き洗いの基本
・通常衣類の汚れ(皮脂・泥・蓄積した黄ばみ)に応じた適切な落とし方と洗剤選び
・生地を傷めずに優しく洗い上げる、デリケート衣類のつけ置き洗い手順
・オキシクリーンや折りたためる洗い桶など、効率的な洗濯に役立つ便利アイテム
・色移りや衣類の劣化などのトラブルを防ぐために守るべき注意点と制限時間

つけ置き洗いの方法は衣類タイプと汚れ方で使い分ける

「つけ置き洗い」とひとことで言っても、衣類の素材や汚れの種類によって、適した方法は異なります。
結論として、つけ置き洗いは通常の衣類と傷みやすいデリケートな衣類でやり方が異なります。加えて、通常の衣類の中でも汚れ方(皮脂汚れ・泥汚れ・蓄積した黄ばみ)によって、下準備や使用する洗剤を変えて洗うのが鉄則です。
通常衣類は汚れをしっかり落とすために洗剤量を多めにして行いますが、デリケートな衣類は中性洗剤を使って素早く洗います。
まずはご自身の衣類や汚れがどのタイプに当てはまるかを確認してみましょう。詳しいやり方は、このあと解説します。

通常衣類のつけ置き洗い方法

通常衣類のつけ置き洗いは、汚れの種類によって下準備と洗剤の使い方が異なります。皮脂汚れ・泥汚れ・蓄積した黄ばみの3パターンに分けて、それぞれの落とし方を解説します。

皮脂汚れの落とし方
シャツの襟などの皮脂汚れには、洗剤原液を塗ってからつけ置きすれば効果的です。
つけ置き洗いに使用する洗剤は通常の洗濯洗剤でOK。洗剤量は、手洗い分量が載っている場合はその分量で、載っていない場合は洗濯機使用の分量より多少濃い目の量(水量に対する洗剤量のパーセンテージを少し上げる)を使用します。汚れがひどい場合は酸素系漂白剤をプラスするとさらに汚れ落ちがアップします。ガンコ汚れをしっかり落とすには、ぬるま湯の使用がおすすめです。
時間は10分程度で十分効果が得られますが、汚れがひどい場合は途中で様子を見つつ1時間以内に収めます。つけ置き終了後は軽くすすいだ後、通常の洗濯コースで洗います。
たくさんの量を一度につけ置き洗いしたい場合は、洗濯機を利用しましょう。つけ置き洗いコースを使用したり、一時停止でタイマーをかけたりして使用します。

泥汚れの落とし方
泥汚れは、あらかじめ乾かして汚れをブラシで落としてからつけ置きするのがポイントです。洗剤の使い方やつけ置き時間は、皮脂汚れと同じで、通常の洗濯洗剤を規定量よりやや濃いめに、10分程度を目安につけ置きします。
スニーカーの泥汚れも、同様につけ置き洗いで落とすことができます。靴ひもは外しておきましょう。その後、衣類より濃いめの洗剤液に浸けます。よりスッキリさせたい場合は酸素系漂白剤をプラスしましょう。
ゴム部分の劣化(黄ばみ・ヒビ割れ・剥がれ)防止のため、つけ置き時間の目安は30分から1時間です。途中で様子を見ながら行います。
つけ置き後は通常通り、ブラシで洗います。落ちにくいゴム部分の汚れはメラミンスポンジでこすると落としやすいです。洗った後は洗濯機で脱水して干します。脱水時は靴をタオルで包み、脱水中にタオルがとれないよう紐などで結んでおきましょう。また、靴の中にもタオルを入れておくと、中までしっかり水が切れますよ。

蓄積した黄ばみの落とし方
蓄積した黄ばみには、酸素系漂白剤に重曹を混ぜてつけ置きするのが効果的です。
お気に入りの洋服も長年着続けていると、全体的に黄ばんでくることがありますね。そのような汚れもつけ置き洗いで落とすことができます。シャツの襟、Tシャツの脇の黄ばみ、全体的な黄ばみなどにも効果を発揮します。
使用するのは酸素系漂白剤で、重曹(大さじ1杯)を混ぜるとさらに効果的です。酸素系漂白剤が一番効果を発揮する水温は約50度ですが、洋服の品質表示に水温の表示がある場合はそちらを優先しましょう。

デリケート衣類のつけ置き洗い方法

デリケート衣類は通常の洗い方だと生地が傷んでしまいます。洗剤液に浸してすすぎ洗いをします。汚れが気になる場合は押し洗いをしましょう。

デリケート衣類は、中性洗剤で短時間つけ置きするのが基本です。通常衣類と同じ方法で洗うと生地を傷めるおそれがあるため、衣類に優しい方法で行う必要があります。
衣類の洗濯表示で「手洗い可」のマークがついていることを確認しましょう(手洗い不可の場合はクリーニングです)。
デリケート衣類は洗剤液に10分ほど浸し、揉み洗い等はせずにすすぎます。汚れが気になる場合は上から軽く押す・離すを繰り返す「押し洗い」を行います。30秒脱水→すすぎを2回繰り返し、最後は30秒から1分程度脱水し、形を整えて干します。
シミや黄ばみが気になる場合は、漂白剤を使用することもできます。ただしその場合は「酸素系漂白剤」を使用しましょう。漂白剤には酸素系と塩素系があり、酸素系は色柄物にも使用することができます。塩素系は全てを真っ白に漂白してしまうので、白物衣類のみにしか使用できません。またどちらの漂白剤も毛・絹・金属製品は不可、塩素系はナイロンやポリウレタンなどの化学繊維にも使用できませんのでご注意ください。

つけ置き洗いに便利なアイテム

つけ置き洗いを効率的に行うには、洗浄力を高める洗剤や使い勝手の良い容器選びが大切です。適切なアイテムを取り入れることで、作業の手間や収納のストレスも軽減できます。工夫が詰まったおすすめの洗剤や、スペースを有効活用できる便利な容器を詳しく見ていきましょう。

オキシクリーン

「オキシクリーン」は酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)に洗浄補助剤(炭酸ナトリウム)を配合した洗剤で、酸素系漂白剤のみより高い効果が期待できます。つけ置き洗いにも使えますし、通常の洗濯にもスプーン1杯プラスして使用すると消臭効果があります。さらには食器のつけ置き洗いや漂白などキッチン関係にも使える万能洗剤ですので、ひとつ持っておくと何かと便利です。

折りたたみ式の洗い桶

つけ置きには専用の洗い桶があると便利です。つけ置きは洗濯物の量にもよりますが、洗面台や洗い桶、洗濯機などで行います。洗面台は便利ですが、つけ置き中は使用できませんので洗い桶がオススメです。
「折りたためる洗い桶」は柔らかなエラストマー製で、使わないときはジャバラ状に折りたたんで、フックに吊り下げたりすき間に収納したりできます。つけ置き以外にも掃除用や防災用としても使用できますのでひとつあると便利ですね。

蓋付きバケツ

蓋付きバケツなら、つけ置き中の見た目をスッキリ見せながら、別の用途にも使えます。つけ置き洗いの際に水を張った桶やバケツをそのまま置いておくのは、見た目にも気になりますよね。そんなときに便利なのが「収納にも便利な蓋付きバケツ」です。
つけ置き中は蓋をしてしまえば、バケツには見えないスッキリした印象に。持ち手があるので干す際にもラクに持ち運びができますよ。さまざまな日用品の収納ボックスとしても使えるので、とても重宝するアイテムです。

つけ置き洗いの注意点

つけ置き洗いは汚れ落としに効果的ですが、方法を誤ると衣類の傷みや色移りなどのトラブルを招く恐れがあります。事前に以下の2点を必ず確認しましょう。

・衣類の洗濯表示と素材の性質
・適切なつけ置き時間の厳守

大切な衣類をトラブルから守るために、押さえておくべき重要なポイントを解説します。

洗う前に洗濯タグ(洗濯表示)を確認する

つけ置き洗いを行う前には必ず、衣類のタグ(洗濯表示)を確認しましょう。特に、以下のようなマークがある場合は注意が必要です。

●「家庭での洗濯禁止」マーク(水をためた桶に×印)
家庭での水洗いが一切できないため、つけ置き洗いも絶対にNGです。無理に洗うと縮みや型崩れの原因になるため、クリーニング店へ相談しましょう。

●「手洗い」マーク(桶に手を入れているイラスト)
デリケートな衣類に多い表示です。つけ置き自体は可能ですが、生地を傷めないよう「おしゃれ着用洗剤(中性洗剤)」を使い、時間は5分から10分程度の短時間にとどめましょう。
洗濯タグの説明は消費者庁のホームページに載っています。衣服に付いている洗濯表示を参照の上、正しく取り扱いしましょう。
【参考】洗濯表示令和6年8月20日以降(消費者庁)

また素材の性質上、つけ置き洗いに不向きな衣類もあります。以下の衣類には注意が必要です。

・色落ちの激しいもの
・ビーズやスパンコールなど繊細な装飾が施されているもの
・アップリケや箔プリントなど剥がれやすいもの
・接着や熱圧着で縫製されているもの

プリントの衣類なども、長時間のつけ置きにより劣化する可能性がありますので、様子を見ながら短時間で終了しましょう。

一晩中のつけ置きはNG

汚れや臭いをしっかり落としたいからといって、一晩中つけ置きすることはNGです。
洗濯物をつけ置きした洗剤液は、かなり汚れています。洗剤には再汚染防止効果がありますが、注意すべきはポリエステル素材です。ポリエステルは汚れた水に浸けておくと汚れを吸収して黒ずんでしまいます。
汚れによる汚染だけでなく、染料が溶けて他の衣類に色移りしてしまう可能性もあります。暑い時期のつけ置き洗いは洗剤液が腐敗する、洗剤液から浮いた部分の衣類にカビが生えることも。
洗濯機でつけ置きを行う場合、長時間水を貯めておくことにより洗濯機が故障したり、内部にカビが生えたりする原因にもなります。
つけ置き洗いをしても臭いが気になる場合は、時間を伸ばすよりも酸素系漂白剤をプラスした方が効果的な場合もありますので、試してみてください。

つけ置き洗いに関する「よくある質問」

つけ置き洗いは手軽な方法ですが、いざ実際にやってみようとするとちょっとした疑問が浮かぶ方もいるかもしれません。最後に、つけ置き洗いについてよくいただく質問とその回答をまとめました。洗濯の際の参考にしてみてください。

つけ置き洗いの時間はどのくらいが目安ですか?

皮脂汚れや泥汚れの場合は10分程度で十分効果が得られます。ただし汚れがひどい場合は、途中で様子を見つつ1時間以内に収めましょう。蓄積した黄ばみの場合は、酸素系漂白剤を使用することで効果的に落とせます。一晩中つけ置きすると、衣類が黒ずんだりカビが生えたりする可能性があるため避けましょう。

つけ置き洗いで色落ちすることはありますか?

洗濯表示で「色落ち注意」の表示がある衣類や、色が濃い衣類は長時間水に浸すと色移りする可能性があります。特にポリエステル素材は汚れた水を吸収しやすいため注意が必要です。色落ちが心配な衣類は、別の洗濯方法を選ぶか、クリーニングに出すことをおすすめします。

つけ置き洗いが面倒な場合はどうすればいいですか?

つけ置き洗いが手間だと感じる場合は、スプレータイプの洗浄アイテムの活用も検討してみてください。「いいことの素」の襟そで靴下スポットクリーナーは、洗濯前にシュッとスプレーするだけで、皮脂・泥汚れ・食べこぼしをラクラクお手入れできます。泡タイプで垂れにくく、植物由来の天然洗浄成分に酵素を配合しており、衣類や汚れの種類を問わず幅広く使えます。

つけ置き洗いで衣類をスッキリ洗い上げよう

この記事ではつけ置き洗いについて解説しました。つけ置き洗いは衣類のタイプと汚れの種類によって方法が異なり、通常衣類では皮脂汚れ・泥汚れ・蓄積した黄ばみそれぞれに合わせた洗剤選びと時間管理が重要です。デリケート衣類は中性洗剤で短時間つけ置きするなど、素材に合わせた工夫が必要になります。
また、つけ置き洗いを行う前には必ず洗濯表示を確認し、一晩中のつけ置きは避けるなど、注意点もいくつかあります。複雑だと思われたかもしれませんが、つけ置き洗いで特に大切なのは「正しい方法で衣類を傷めずに汚れを落とす」ということです。この記事で紹介した基本的な方法と注意点を押さえることで、大切な衣類を長く愛用できます。汚れの種類や衣類の素材に合わせた方法を選択し、お気に入りの服をキレイにしましょう。

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