
ホットフラッシュ
(汗悩み・冷えのぼせなど)

梅雨が明け、一気に夏らしさが増す7月。気温が上がり夏が本格化すると、見える部分だけでなく下着の中にも汗や蒸れが生じやすくなります。この夏の汗や蒸れは、デリケートゾーンの不快感の大きな要因。更年期の女性にとって、デリケートゾーンのは年々気になりやすくなる悩みのひとつです。これまで感じなかったかゆみや痛み、においの変化、尿漏れの不安を感じ始めている人も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな悩みを和らげ、汗ばむ時期を心地よく過ごすためのケアをご紹介します。
気温が上がり本格的な夏を迎えると、下着の中はサウナのような高温多湿状態に。汗の成分が直接的な刺激となり、デリケートゾーンのヒリヒリとした不快感や、ムズムズするようなかゆみ、赤みなどを肌荒れを感じる方が増えてきます。
夏場の蒸れは雑菌が繁殖しやすいため、普段とは違う不快なにおいが気になることも。さらに、尿もれ対策として吸水パッドをつけている方は、湿ったパッドと敏感な肌が擦れることで、擦れによる痛みや肌トラブルを引き起こすこともあります。
また、冷房による下半身の冷えも血行不良を招き、デリケートゾーンのさらなる乾燥や、スッキリしない尿まわりのお悩みを悪化させてしまいます。このように、夏の過酷な環境は見えない部分にさまざまな負担をかけ、毎日の心地よさを奪う要因になってしまいます。気になる症状が続く場合は、我慢せず婦人科や皮膚科を受診しましょう 。

なぜこれほどまでにダメージを受けやすくなってしまうのでしょうか。
その背景には、更年期ならではの身体の変化があります。
更年期を迎え女性ホルモンが減少すると、デリケートゾーンの肌は潤いを保つ力が弱まり、皮膚が薄く乾燥しやすい状態へと変わっていきます。そのため、これまでは気にならなかった下着やトイレットペーパーのわずかな摩擦にも敏感に反応してしまうのです。また、自浄作用が低下することでニオイが気になりやすくなることもあります。 さらに、臓器を下からハンモックのように支えている「骨盤底筋」の筋力も、年齢とともに低下しがちです。これにより、ちょっとした動作で尿もれが起きやすくなります。

バリア機能が低下し、刺激に弱くなっている更年期のデリケートゾーン。
この時期のケアの基本は、「優しく洗い、しっかり潤す」ことです。
まずは、洗浄力の強い一般的なボディソープでゴシゴシ洗うのをやめてみましょう。
低刺激・弱酸性の専用ソープを使い、たっぷりの泡で摩擦を与えずに洗い、清潔を保ちます。お風呂上がりには、お顔のスキンケアと同じようにローションやミルク等の保湿アイテムを使い、乾燥から肌を守ることが大切。
尿もれの不安に対しては、吸水ケア用品などの便利なアイテムに頼りながら、ご自身のペースで骨盤底筋を鍛える習慣を取り入れてみましょう。例えば、座ったまま呼吸に合わせて膣や肛門をキュッと引き締め、ゆっくり緩める簡単なストレッチなど、日常の中で無理なくできることから始めるのがおすすめです。
デリケートゾーンの悩みは、人に相談しづらく、「年齢のせいだから仕方がない」「我慢すれば過ぎるから」と、一人で抱え込んでしまいがちです。
しかし、このとても繊細で敏感な部分にしっかりと向き合い、丁寧にケアをすることは、清潔の維持やトラブル予防になるだけではなく、日々がんばっているご自身を、優しくいたわるための大切な習慣です。
毎日のケアを通じて不快感を手放すことができれば、気持ちもスッと軽くなります。専用アイテムの力を賢く借りながら、気になっていた違和感や不安を少しずつ解きほぐしていきましょう。
毎日のケアが、より自分らしく、晴れやかな気持ちで過ごすための一歩になるはずです。
