
ホットフラッシュ
(汗悩み・冷えのぼせなど)

日常のなかで体を温め、こまめに動くことが一番の解決策。無理のないストレッチやトレーニングで体を支える筋肉を育てていきましょう。
※若い頃と同じ感覚での強い整体やマッサージは、今の体には負担になることも。長引く痛みは決して自己判断せず、医療機関にご相談ください。
※この記事は公益社団法人 女性の健康とメノポーズ協会の制作協力を得て千趣会が作成しています。
首や背中を温めると、筋肉の緊張がほぐれます。入浴やホットタオル、保温インナーなどを活用しましょう。
痛みが強い時は安静にし、落ち着いたら「猫のポーズ」など初心者向けのゆるいヨガやストレッチでゆっくりほぐして。さらに、スクワットなどで足腰の筋肉を維持しましょう。
座っている姿勢は、立っている時よりも椎間板に負担をかけます。長時間のデスクワーク、座りっぱなしの生活は避け、こまめに立ち上がって伸びをしたり、歩く習慣をつけましょう。
首から肩、背中、腰にかけての「ズーンとした重だるさ」や「鈍い痛み」
首から肩、背中にかけての張りや重だるさ、鈍い痛みがある。重い感覚が続くと、頭痛や目の奥の痛み、吐き気、ふわふわするめまいが伴う
肩を回したり、ぎゅっとすぼめたりすると、ゴリゴリとした感覚や局所的な痛みがある
腰全体に重苦しさや不快感があり、朝起きた時や長時間の立ち座り、寝返りや前かがみの動作で痛みがひどくなる
肩こりも腰痛も、疲労やストレス、気圧の変化などによって痛みの強さに波がある
肩こりや腰痛に悩む更年期の女性はとても多いですが、実は女性ホルモンの減少と直接的な関連があるとは言えません。CTやMRIなどの画像診断で異常が見つからないのに、不快な痛みが続くこともあります。
一方で、いつもと違う強い痛みがある場合は「受診のサイン」です。
肩や首の場合、痛くて動かせない、腕や手にしびれがある、急な激痛で腕が上がらないなどのサインがあれば無理をせずに受診を。
腰の場合、お尻から足先までしびれが続く、歩くと痛むが休むと改善するといった症状に注意が必要です。「ただの肩こり・腰痛」と我慢せず、強い痛みや違和感がある時はすぐに受診しましょう。
「体幹の衰え」や「ストレス」、そして見逃せない「骨」のトラブル
更年期のこりや痛みは、運動不足や姿勢の悪さといった日常的な要因が主ですが、エストロゲン減少に伴う「骨」の変化で起こる場合もあります。
【運動不足と体幹の衰え】
運動不足によるこり
体調不良や疲労感から体を動かす機会が減り、背中を丸めて生活することで、肩や背中、腰に痛みやだるさが出ます。
体幹の衰え
腹筋や背筋、胸筋、大殿筋(お尻の筋肉)など、胴体を支える筋肉群(体幹)が衰えると、良い姿勢を保ちにくくなります。その結果、うつむきがちの猫背姿勢になり、首や肩、背中の痛みを起こしやすくなります。
ストレスによる緊張と血行不良
不安やイライラにより自律神経が乱れ、交感神経が高ぶると、無意識に体に力が入り血行が悪くなります。首や背中の筋肉がカチコチに固まり、そこから頭痛や頭重感が出ることも。
座り姿勢による腰の圧迫
デスクワークなどで座っている時間が長いと、どうしても腰が圧迫され、痛みやだるさが出やすくなります。イスの高さや素材が体に合っていないことや、崩れた座り方は、さらに慢性の腰痛を悪化させる要因に。
隠れた「骨」のトラブル(骨量減少・骨粗鬆症)
更年期のエストロゲン減少により、骨の代謝バランスが悪くなり、骨量(骨密度)が減少。一般的に、閉経前後の5年間で骨量は20%減少するとされており、高齢期にかけて「いつの間にか背骨の椎骨がつぶれていた」「ちょっとしりもちをついた時に骨折した」といったことが、痛みの原因になっている場合があります。
重だるい痛みがある時は、まずは首や腰を温めて緊張を優しくほぐしましょう。こまめに立ち上がるなど日常の小さな動きを取り入れつつ、いつもと違う痛みは我慢せずに、専門の医療機関に相談してください。
