
ホットフラッシュ
(汗悩み・冷えのぼせなど)

外から温めるだけでなく、体の中から冷やさない工夫を取り入れるのがポイント。首・手首・足首をしっかり守る「頭寒足熱」の服装をベースに、こまめに動いてぽかぽかと自家発電できる体を目指しましょう。
※この記事は公益社団法人 女性の健康とメノポーズ協会の制作協力を得て千趣会が作成しています。
末端につながる太い血管が通っている3つの首(首、手首、足首)を温めることで血管が広がり、末端まで血液が届きやすくなり冷えを防ぎます。マフラー、レッグウォーマー、靴下などで優しく包むように温めましょう。
スクワットや階段の上り下りなど、下半身の大きな筋肉を動かすと熱産生が高まります。デスクワーク中も時々立ち上がり、足首を回したりかかとを上げ下げし、ふくらはぎのポンプ機能を動かしましょう。
38~40度前後のぬるめのお湯は、心拍・血圧の急激な変化は少なく血管が広がって全身の血行が良くなります。炭酸系など保温力の高い入浴剤で、湯ざめを防ぎましょう。
現代の冷えは、冬よりも夏のクーラー冷えで起こります。上半身は薄着でも、下半身は腹巻きやレギンスなどでしっかり温めるように気をつけて。
体質に合った漢方薬は、体を内側から温める助けになります。つらい時は無理をせず、専門家や医療機関へ相談を。
「顔は暑いのに足は氷のよう」「脂肪が冷えて寒い」
首から上はカーッと熱いのに、足先や手先は冷たい
暑いと思って薄着をしていると、汗が引いた後に背中がゾクゾクしてくる
ふくらはぎやお腹などを外から触れると冷たい
腰痛などの慢性的な不調が続いている
更年期といえば滝のような汗(ホットフラッシュ)が知られていますが、実は多くの女性が、のぼせと冷えが同居する「冷えのぼせ」に悩んでいます。
年齢とともに筋肉量が減って基礎代謝が衰えると、体の中で熱を作り出す力が弱まり、冷えやすくなります。加えて、体内の脂肪は「断熱材」の役割をするため熱が伝わりにくく、一度冷えてしまうとなかなか温まりません。
また、自覚しづらいお腹の内側の「内臓の冷え」は、骨盤内の血流が滞ることで腰痛など慢性な不調の原因にもなり、若い頃に生理痛がひどかった方は特に注意が必要です。
「熱を作る力」の不足と、毛細血管の「ゴースト化」
ホットフラッシュと同様、自律神経(血管運動神経)の乱れがベースにありますが、更年期の冷えには「体の構造的な変化」も関わっています。
・ 筋肉不足と脂肪
熱を作り出すのは「筋肉」です。加齢で筋肉が減り、脂肪の割合が増えると、自家発電できずに外からの冷気を溜め込んでしまいます。
・ ゴースト血管
全身の血行が悪くなると、手足の末端にある毛細血管に血液が届かなくなり、血管が消えてしまう「ゴースト血管」化が進みます。
※注意したい冷え※
もし「片方の足だけ急に冷たくなる」「歩くと痛くて止まりたくなる」といった症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。ひどいむくみや倦怠感を伴う場合は、甲状腺や心臓のチェックも大切です。
体の芯に溜まった冷えは、様々な不調の引き金になります。3つの「首」を温める、ぬるめのお風呂などぽかぽか習慣でご自身の体を守りましょう。
