通販カタログ・通信販売のベルメゾンネット

ママフル365コラム 子ども達の“得意顔”は褒めるサイン

子ども達の“得意顔”は褒めるサイン

新年度が始まり2ヶ月が経ちました。子どもたちも少しずつ新しい環境に慣れ、生活リズムが整い始めた頃かと思います。そんな時、子ども達の行動や表情にほっとさせられることがありますよね。今回は、日々成長している子どもたちが見せる“得意顔”に注目してみたいと思います。

4月は成長の芽が芽吹くとき

4月は慣れない環境へのアジャスト期である一方で、新たなチャレンジをして楽しむ時期でもあります。保育園などで見られる光景として、自分より下の年齢の子が仲間に増えると、今までは甘えていた子ども達が1人でやってみようとしたり、誰に言われるでもなく年下の子を気遣ったりと、成長の芽がどんどん芽吹く時期でもあるのです。

5月はリセット、6月は再スタートのタイミング

新しい生活に少し慣れてきたかなと思う頃にGWがやってきて、整いかけたリズムが一気に崩れてしまうこともあります。環境に慣れようとしていた緊張から少し放たれ、“気が緩む”という感じでしょうか。「保育園に行くよりお母さんと一緒にお家にいるのがいい」「やっぱりお父さんと公園で遊ぶのが楽しい」そんな子ども達を多く見てきました。極端に言えば、頑張った1ヵ月がリセットされてしまう機会になることもあるのです。ですから、ちょうど6月頃は、再スタートを切り、ようやく生活リズムが整う頃ではないかと思います。この頃になると日々の成長の積み重ねで、子ども達のできることがどんどん増えていきます。そんな時、少し顎をあげて見せる、とても誇らしげな “得意顔”はなんとも愛おしいものです。

子ども達の“得意顔”は成長の証

子ども達の誇らしげな表情を見た時、みなさんはどのように声をかけてあげますか?もし、そのような表情に気づいたら、茶化すのではなく、その時の行動についてよかったことや嬉しかったことを言葉にして伝えてあげてください。子ども達はできなかったことができるようになって褒められた時の、少しくすぐったいような気持ちを感覚として覚えていきます。「○○ができるようになって、ずいぶんおにいちゃん(おねえちゃん)になったのね」「□□が1人でできるようになってびっくりしたよ」など、プロセスを言葉にして伝えることで、子ども達の中で誇らしさが意識化され、自尊心や自己肯定感が高まっていくことでしょう。
大人もようやく新しい環境に慣れてきた頃かもしれません。心に少し余裕ができたと思えたら、ぜひ子ども達を観察してみてください。できるようになっていることが沢山あるはずです。その時の“得意顔”を成長の証ととらえ、めいっぱい愛情を込めて気持ちを伝えてください。きっと大好きなご家族が喜ぶことが嬉しくて、どんどん新しいことにチャレンジし、さらに成長していく姿が見られることでしょう。楽しみですね!

山本 直美 山本 直美 プロフィール株式会社アイ・エス・シー 代表取締役/NPO法人子育て学協会 会長
日本女子大学大学院修士課程修了。
幼稚園教諭を経て、1995年株式会社アイ・エス・シーを設立。幼児教室や保育園運営を通じ25年以上保護者と子どもの育ち合いに携わっている。絵本を活用した独自の教育プログラム『WithBookプログラム』を、自社を中心とした各保育園にて展開し、子どもたちの「こころ」と「ことば」を育んでいる。また2008年設立のNPO法人子育て学協会にて、子育ての専門家『チャイルド・ファミリーコンサルタント(CFC)養成講座』や子育てのヒントを学べる『子育て学講座』等、各種講演・講座を開催している。

ママフル!コラム

育児のプロによる子育てハックや、園の先生による
便利グッズをご紹介!!

テーマから選ぶ
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE