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新学期が始まり、2ヶ月ほど経ちましたが、ようやく少しずつ生活のリズムが整ってきた頃でしょうか?
新しい環境に慣れてきた時期に、GWを迎え、生活リズムが崩れてしまい、連休明けに保育園や幼稚園、学校に行きたくないという子ども達も少なくありません。大人も少し長いお休みが続くと、元のリズムに戻るのに時間がかかりますよね。自分と環境をアジャストしていく中で、思うようにいかないことが出てきますが、子ども達も同じです。思うようにならない時、どのようにして自分の気持ちの帳尻を合わせていくのでしょうか?今回は、そんな観点から問題解決力について、お話をしたいと思います。
子ども達の一日を少し想像してみてください。朝、眠たいのに決まった時間に起きなければならず、まだ頭が動き出す前に朝の支度が始まります。時にはまだお家に居たい時でも、保育園や幼稚園に行かなければなりません。お友達と遊んでいても意見が合わず喧嘩になることもあるかもしれませんし、もっと遊んでいたいのにお片づけをしなければならない時もあるかもしれません。このように考えていくと、子ども達は日々トラブルや問題に直面しており、一つ一つ自分で考えながら行動しているわけです。子ども達にとっては、日常の生活そのものが学習の場だと言っても過言ではないかもしれませんね。人は、思うとおりにいかないとイライラしたり、がっかりしたり、どうしていくか考える時間が必要だったりしますが、特に子ども達はまだ経験が少なく、解決の方法を知らないので、泣いたり、座り込んだり、叩いたり、ものを投げたり・・・自分の気持ちを行動で表現し、気持ちの帳尻を合わせようとしているのです。
大人の世界でも問題解決力が必要な場面は多くあります。ただ、何か問題にぶつかった時、他責にしたり、適当にやり過ごしたりして、なかなか本当の意味で問題解決ができる大人もそう多くないような気もします。問題解決能力は、歳重ねると自然に身につくものではなく、何か問題に直面した時に都度真剣に考え、対応を重ねてこそ身につく力だと私は考えています。そして、実は子どもの頃、思う通りにいかなかった時に、どのように解決をしていたかが大きく影響しているように思います。
先にお伝えした通り、子ども達は経験が浅く、言葉で上手く自分の気持ちを表現することができません。泣いて話を聞かなかったり、すねて動かなくなったりした時、みなさんはどのように向き合っていますか?まさにその時、きちんと話を聞いて一緒に考えてあげることがとても大事です。ですが、大人がよくやってしまうのが、「●●といったでしょ!」とか「●●すればいいの!」など、先回りをしてやるべきことを伝えてしまうことです。そうすると、自分で考えてやってみる、という大事な機会を失うことになります。先が見通せる大人はつい答えを教えてしまいがちなのですが、ここで一緒に学ぶ気持ちで『対話』をすることをぜひ大切にしていただければと思います。
会話は2人以上の人がお互いに話をすることですが、『対話』は会話の一つの方法で、1対1で関係性を築くためにとるコミュニケーションだと言われています。
先ほど大人になっても本当の意味での問題解決ができる人が少ない、とお話しましたが、同時に『対話』ができる人が少ないのかもしれません。前向きなコミュニケーションが取れないと諦めてしまったり、問題を放置してしまったり・・・それにより新たな問題が発生することもありますよね。
私は、問題解決力は子どもの頃から常日頃、周りの大人との対話で身についていくものだと思っています。子ども達は日常の一瞬一瞬を真剣に生きています。例えば「●●ちゃんとどんな遊びをしたの?」「お給食(お弁当)は美味しかった?」など、今日あったことを尋ね、些細なことにもきちんと向き合って話をする、時には「ママも今日お仕事大変だったよ」「パパも今日会社で違う考えの人と沢山お話したよ」など自分の話もしたりして、大人も真剣に子ども達に対峙することの大切さを知っていただきたいと思います。
子ども達は、まず感覚で様々なことを覚え身につけていきます。周りの大人も『対話』をすることを習慣的に意識していくことで、子ども達は感覚的に自分だけでなく、誰かと何かを解決していく方法を身につけていくことができます。
是非、日常の些細な対話の積み重ねが、問題解決の力につながることをイメージしながら、子ども達との対話を楽しんでいただければ幸いです。
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