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「日常」を自分たちで“作る”意識がもてる機会に
この記事を書いている今はコロナウイルスにより緊急事態宣言が発令され、学校の休校や幼稚園・保育園の利用制限、世界恐慌以来の経済危機などと言われている状態です。この記事を皆さんがご覧になられる時には少しでも多くの人が、少しでも安心できる状態に好転していることを祈らずにいられません。私が運営している保育園でも、多くの保護者のみなさまに登園自粛のご協力をいただいており、まさに今オンライン保育の提供をスタートさせたばかり。子ども達は登園、登校ができない、一方でパパママは在宅で仕事をしなければいけないとなると、家庭でも工夫と心がけが必要となりますね。ただこれを機に今まで当たり前に過ごしていた「日常」は自分たちで“作っている”という意識がもてる機会になり、少しでも親子の関わり合いが楽しく創造的になるといいな、と思います。
幼稚園・保育園・学校それぞれで担っている役割は様々ですが、今回は一旦「日常」という枠で考えてみましょう。日常の中でのこれらの役割は「生活のリズム・習慣を作る」「家庭と違うコミュニティを持つ/知る・学ぶ」という部分が大きいと考えます。いわゆる勉強やしつけといったものについても、家庭以外のコミュニティで子ども達が生きていく時に少しでも生きやすくするためにするものですよね。
外出が制限されるようになってしまった今、これらをどのように家庭で補完し、少しでも楽しい時間が増えた日常にするか、を考えてみましょう。
いわゆる寝食に関しては中学生くらいまでのお子さまがいらっしゃるご家庭の多くがある程度は決まった時間に行われているのではないかと思います。それと同じく、園や学校に行っている時と同じく、「登園」「登校」の時間から「降園」「下校」の時間まで時間割を作ってみてください。登園のお子さまは制作の時間、お絵かきの時間、パズルの時間、といった具合に。小学生であればお子さまと一緒に図工(制作)、国語(読書)、家庭科(お手伝い)、算数(家計簿をつける。たとえば家にある領収書の足し算をしてみる、など)など、是非家のことも組み込んでやってみてください。園や学校でも、それぞれの活動・授業の合間に休み時間、自由時間があります。それも含めて作るのがコツです。大人も同じくその時にコーヒーを入れる等一息つく時間として是非使ってもらいたいです。在宅でお仕事をされているとパソコンの前に座っていないと罪悪感を感じる、ずっと仕事をしていないといけないと感じることが多くなると思いますが、出社している時にも周りの人と少し雑談をする、飲み物を買いに行くといった時間があるはずです。意識せずともそこで気持ちを解放したり、少し動くことで身体の緊張を解いたりしています。
これらの自分で自分のモードを切り変える、自分で計画をたてて実践する、ということで自分のことを自分で選択するという意識が持てるいい機会になるのではないかと考えています。
外との接点を制限されてしまった今、ここについて補完してくれるのは、読書とニュースだと思います。年少、年中くらいからお天気やニュースについてはテレビで見て、すべての内容を理解できなくとも自分に影響すること(お天気はまさにそうですね)、自分とは違うことが起きている世界や人がいる、ということを感じ、知ることは大切だと思います。また、読書に関しては、時間や空間を超えて色々なことを知る絶好のツールです。小学生くらいになったら、本の感想などを言い合えるといいですね。一人で読めない年齢のお子さまの場合、読み聞かせには時間とパワーがかかると感じることもあるとは思いますが、小さい頃から本を読む習慣がつくことはとても良いことです。一日7分で結構ですので、是非読み聞かせ、一緒に本を読む時間を持ってみてください。習慣になっていると、子どもの変化にも気づきやすくなります。お勧めの絵本や読み聞かせのコツについてまた改めての機会でじっくりお話ししたいと思います。
ここ数年教育界でも言われ続けていますが、本当に予測困難な時代がやってきていると思います。ただ、それに対して恐怖心や焦燥感だけで立ち向かうのは無理があると考えています。できることは自分で選択する、それを感じられるだけでも大きく変わるはずです。それが出来るように、まずは自分の日常を自分で創り出している、そして選択している、そんな機会になることを祈っています。
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