ママフル365コラム 【保育園長のナルホド育児】家庭でできる遊び

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【保育園長のナルホド育児】家庭でできる遊び

園で使っているおもちゃや遊びを紹介します。家庭での遊びの参考にして下さい。

その子の遊ぶ様子を見てみましょう

例えば積み木。出産祝いにプレゼントされる事もありますね。子どもは手に取った積み木を不思議そうにずっと眺めたり、両手に持って打ち鳴らしたり、横に並べたり、縦に積み上げたり、といろいろな遊び方をします。同じ「並べる」といった行為でも並べること自体が楽しかったり、並べた物を何かに見立てたり、と子ども達にとって感じ方・遊び方は様々。そこに「お家を作ってみない?」と大人が先回りしたり、「(子どもは車を作っていたかもしれないのに)上手なお家が出来たね」と決めつけた声掛けをしてしまうと子どもの楽しさは半減…。その子が遊ぶ様子をそっと見守り、自ら決めて楽しんだという経験を増やして、自主性を育てていきましょう。

0〜1歳のおもちゃ(手作りのおもちゃも取り入れて)

音や光の出る市販のおもちゃは、初めは飛びつきますが、意外とすぐに飽きてしまいがちです。保育園では100円ショップで売っている材料で簡単に手作り出来るおもちゃを子どもの成長に合わせて、沢山用意しています。プラスチック容器のフタに穴を開け、ペットボトルのフタを入れて遊ぶ「ポットン落とし」もその一つです。うまく入ると「ポットン」と音がします。はじめは上手く入れられなくても、毎日繰り返す事で出来るようになっていきます。入れられた時には、自分で自分に拍手をしたり、“どう?すごいでしょ?”とばかりの自信に満ち溢れた顔で大人の方を見たりする事があるので、ニコッと微笑んで「やったね」と喜びに共感してあげましょう。慣れてきたら、少しずつ難易度を上げていきます。ちょっと頑張れば出来るような難しい事を用意してあげると子どもは意欲的に挑戦したくなります。園では穴を小さくしてみたり、高さのある容器に変えてみたりしています。高さのある物にすると肘を上げないと上手く入れられない為、自然と肘が上がるようになり、遊びながらスプーンで食事をする際の練習にもつながっていきます。

成長に合わせてカード遊びも

2歳頃になると記憶力が高まり、カードを使った神経衰弱が出来るようになってきます。同じ色を合わせる、同じ絵を合わせるなど、文字が読めなくても遊べるカードもあります。大人が手作りしたものを使っても良いでしょう。年齢が上がると、トランプや将棋でも遊べるようになります。その子の成長に合わせたおもちゃを見定めるのも周りの大人の役割です。子どもが集中して取り組めるものを選びましょう。その際は大人の押し付けにならないように気を付けて、子どもの興味や関心に合わせた物が選べると良いでしょう。

体を使ったふれあい遊び

おもちゃだけでなく、体を使ったふれあい遊びも子どもは大好きです。膝の上に乗せて揺らしてあげたり、こちょこちょとくすぐったりするだけでも喜びます。こうしたスキンシップは愛着関係を築くのにも有効です。一緒に歌ったり、目と目を合わせて笑い合ったりして、「パパやママと触れ合えて楽しかった」という経験をしていかれるようにしましょう。

乳幼児期にしっかりと愛着関係を築いておくと、その後の親子関係がスムーズになっていくでしょう。じっとしていられない、イスにちゃんと座れないといった子にならないように「転がる」「ぶら下がる」「飛び跳ねる」「渡る」といった体幹を養えるような運動遊びも取り入れていかれると良いでしょう。トランポリン遊びを取り入れたりすると効果的です。

ゲームとの付き合い方

ゲームや決められた遊び方しかできないおもちゃでばかり遊んでいると、子どもが受け身になり、なかなか気持ちを切り替えられなくなったり、自分で考える事を面倒くさがったりするようになっていきがちです。事前に、遊ぶ際のルールを決めておくと良いでしょう。

子どもが能動的に自分で考えて遊べるようになる為には、遊び方の自由度が高いおもちゃを用意すると良いでしょう。園では、数種類のパーツを組み合わせて作るパズルブロックを提供しています。パーツが小さいので指先を上手く使う必要があり、主に年中・年長児が中心に使っていますが、年少児もお兄さんお姉さんの遊ぶ様子を見ながら遊んでいます。組立図を見ながら作るだけではなく、子どもが自分で考えていろいろなものを作っているので飽きることなく取り組んでいます。

昔ながらのおもちゃも見直そう

折り紙やコマ回しなど、昔ながらのおもちゃも楽しいです。指先を使うものが多いので、子どもの脳の発達に良い影響を与えてくれます。園でお正月遊びとしてコマ回しを行った事がありました。はじめは保育者が丁寧に関わり、やり方を教えていきましたが、次第に、しっかりと紐を巻くにはどうした良いか、どう投げたらうまく回るか等を自分で考え、工夫するようになり、子ども達は夢中になっていきました。保育者も一緒になって遊んだことで楽しさを共有し、また、頑張って練習した事で、うまく回せた時の達成感も味わい、嬉しそうにしていた子ども達の姿が今でも印象に残っています。おもちゃは、与えて終わりではなく、遊び方を工夫したり、誰かと一緒に遊んだりする事も大切です。おもちゃを通して大人と向き合ってもらう事で、子どもが「自分は大事にされている」という愛情を感じる事も出来るでしょう。

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