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子どもたちの成長を見守り続ける保育園の先生から、子どもの好き嫌いをなくすコツついて教えてもらいました。
教えてくれた人:えがおの森保育園・せんごく 堤園長先生
バランスよくしっかり食べられることは、体力があって、病気にかかりにくい子どもに育つことにつながります。私の経験上、特に0歳~2歳のあいだは「ごはんをたくさん食べ、いっぱい遊び、よく眠る」。この3つがきちんとできていれば、大きくなっても風邪などをひきにくい子に育つと思います。
子どもによって苦手な食べものはさまざま。野菜がキライな子もいれば、魚が食べられない子もいます。からだのことを考えると、何でもバランスよく食べてほしいのが親心というもの。少しでも苦手を克服できるよう、料理を工夫しているママも多いと思います。
それでも食べてくれなくて困っているなら、保育園でも実践している「子どもたちの好き嫌いをなくすコツ」を試してみてください。
保育園では、給食で苦手な食べものが出た場合でも「必ず一口は食べる」というルールをつくっています。食べたいものだけたくさん食べるのではなく、また苦手なものを避けるでもなく。食べたいものは普通に、苦手なものは一口だけパクッと。
地道な方法ですが、このルールを毎日くり返すと、だんだん食べられるようになる子どもが本当に多いんです。
子どもが一口食べた時に「どうだった? おいしかった? もう一回食べてみる?」と聞いてみることも有効。思わず「うん」って言ってしまう子……意外と多いです! ここでのポイントは、二口めも食べられたら、たくさん褒めてあげてください。自信がついて苦手なものも少しずつ食べられるようになり、そのうち食事自体をバランスよくとれるようになります。
お腹が空くまでいっぱい遊ばせた後に、苦手なものを食事の最初に食べさせてみてください。空腹だとキライなものがいつも以上に食べやすかったりします。
その時、保護者の方もぜひ子どもと同じものを、一緒に食べてあげてくださいね。
保育園では3歳児クラスから、自分で食べる量を考え、先生に申告するルールがあります。
食育では苦手なものを食べることだけでなく「自分で食べる量を決めて、最後まで食べきる」という感覚を身につけることも大切。お皿がピカピカになる喜びを知ることは、苦手な物を食べられることにつながります。
成長とともに食べ物の好みが変わり、苦手だったものをあっさり食べられるようになることもあります。好き嫌いをなくすのは、焦らず、子どものペースに合わせて進めていきましょう。
「ごはんを食べたくない」という子どもに対して、ご褒美のジュースなどで釣ってなんとか食べさせるという話はよく聞きます。
もしかすると子どもは園で頑張っている分、おうちでママやパパに甘えているのかも。でも、子どもも知恵がつくので、ご褒美をくり返すと要求が増長してしまいます。
まずは親が「ここまでは良いけど、ここから先はダメ」とラインを決めること。そして一度決めたラインは崩さないことが重要です。子どもだけでなく、ママやパパも子どもと同じラインを共有してくださいね。
約束したラインをなし崩しにすると、子どもは「ダメって言ってたのに、いいんだ」と認識してしまい、どんどん「試し行動」が増えていきます。だから最初のラインを崩さないことがとっても大事なんです。
これはしつけのお話。食事中に動き回る子どもは、保育園でもたくさんいます。ママ・パパは、お子さんに座ってほしいのでしょうか? それとも食べてほしいのですか?
たとえば、保育園では座ってほしいので「立ち歩いたらゴチソウサマだよ」と子どもたちに伝えています。一方で、食べてほしいご家庭では「最終的に食べてくれるなら、動き回るのもしかたない」と考える保護者の方もいます。
子どもにどうしてほしいのかによっても対応が変わってきますので、ママ・パパで考えて、ご家庭でお約束を決めましょう。
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