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教えてくれた人:千趣会チャイルドケア スーパーバイザー 松澤先生(えがおの森保育園・いの 元園長)
食は私たち人間にとってとても大切なことです。あかちゃんが食べる力を発達させていくのは、お腹の中にいる時から始まっているそうです。
食を通して子どもは、「自分が大事にされている」という「自己肯定感」が育まれます。思いやりの心を育むなど健康以外にも様々な効能が食にはあります。
今回は大切な離乳期において保育園で配慮している“ポイント”をお伝えして参ります。
成長に伴い、母乳や又は育児用ミルクなどの乳汁だけでは不足してくるエネルギーや栄養素を補うために乳汁から幼児食に移行する過程をいい、その時に与えられる食事を離乳食といいます。
〇見通しをつける
「ご飯をたべるよ」「おもちゃを片付けようね」「手をきれいにしようね」「エプロンするよ」など、見通しを知らせていきます。日々繰り返すことで、次に何をするのかを徐々に理解できるようになってきます。
〇食事に集中するために
・テーブルと椅子が体に合っているか?足がぶらぶらしていないか?背中が真っすぐになっているかを確認し、足がぶらぶらしている場合は、テーブルの高さや足置きを調節したり、背中と背もたれの間にクッションをおいたり工夫してみましょう。しっかりした姿勢で食事をすることで、集中して食事ができます。
・テレビは消して、食事の周りにはおもちゃなどおかないようにしましょう!
・食事中は「おいしいね」と声をかけながら、食材の話や、「もぐもぐ」などと咀嚼(=よく噛むこと)を促しながら、一緒に食事の楽しみを共有していきましょう!
〇スプーンでの介助
・スプーンの先の丸いところの底が舌にのるように、スプーンの付け根が下唇にのるように口に運びます。赤ちゃんの唇が閉じてそっと水平にスプーンを引くと、食べ物は舌の前方にのります。
・スプーンの先が口角から口角までの幅に入る小さめのもので、浅いものを選びましょう!
〇離乳食は素材の味を活かした薄味が基本です。天然だしのおいしさを伝えましょう!
〇離乳開始の目安
①首のすわりがしっかりして寝返りができ、5秒以上座れる
②スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる
③食べ物に興味を示し、周りの大人が食べている様子をじっと見るようになる
注意)発育、発達には個人差がありますので、月齢はあくまでも目安です。お子さんの様子をよく観察しながら進めていってくださいね。
〇しっかりと座れるようになるまでは、膝にのせて抱っこをして食べると、お子様も安心して食事に向かうことができます。
やわらかい小さなかたまりを舌と上あごでつぶして食べる事を覚える時期です。
1日2回ほぼ同じ時間、同じ量が食べられるようにしましょう。
〇この時期は咀嚼を丁寧に進めていきましょう!よく食べるからと食べ物を次から次へ口に入れるのではなく、よく噛んで飲み込んでいるのかを確認しながら進めてください。見過ごしてしまうと今後噛まずに丸飲みしてしまうこともあります。
〇大人の真似が上手になる時期になってきます「もぐもぐ」と言いながら食べる様子を見せて咀嚼を促し、「おいしいね」と声掛けをしながら少しずつ食べる量を増やしていきます。
舌で食べ物を歯茎の上にのせられるようになるため、歯茎でつぶすことができるようになります。
〇自分の食べたいものを指さしたり、手づかみ食べが始まります。自食の第一歩です!目、手、口の協調動作であり、食べ物を触ったり、つかんだりすることで、その固さ、触感、温度を体感し前歯で噛みとることや一口量を覚えていきます。
汚れて片づけが大変であったり、食事にも時間がかかったりしますが、お子さまの発達を促す大切な行為ですのでここは“ママたちがんばって!”
〇料理を少なめに盛ったお皿を置いたり、手でもちやすい食材を用意したり、汁物の中の具は取り出し皿にいれて、汁には手をいれないように声掛けをしながら工夫していきます。
形のある食べ物をかみつぶすことができるようになり、エネルギーや栄養素の大部分を食べ物から摂取できる状態をいいます。
食事は1日3回、その他に1日1~2回の補食を必要に応じて与えます。
〇手づかみで前歯で噛み取る練習をし、一口量を覚えます。
〇スプーンは、手首の回しや肘が上がったら与えましょう!
〇「りんごおいしいね」「「赤いりんごだね」などと伝えて概念を育てましょう!
離乳期の親子にとっては、食事場面ほど濃厚な関わりをもつことが出来る場面はないと思います、「楽しく食事をする」を基本に関わって欲しいと願っています。
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