ママフル365コラム 【保育園長のナルホド育児】一人で着替えができるには

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【保育園長のナルホド育児】一人で着替えができるには

“一人で着替えができた!”ということは、自分の力で生きていくことへの自信につながります。根気よく見守れば、脱いだものの後片づけもできるようになります。

教えてくれた人:えがおの森保育園・いの 松澤園長先生

0・1歳児は遊びの中で練習を

0歳児クラスの子どもには髪などにつけるシュシュをおもちゃとして用意します。シュシュを手首や足首に付けたり、外したりする遊びを楽しむことで、靴下などの着脱の練習につながります。さらに1歳児クラス頃からは、ぬいぐるみの人形等の服を着せたり脱がしたりすることで、遊びながら着脱の仕方を覚えていきます。

段階的に少しずつ

最初は脱ぐことから始めます。まずは靴下やズボンから。上着の場合、最初は頭が引っかかりますが、なるべく見守ってあげましょう。どうしてもうまくいかないときは子どものやる気を削がないように「手伝ってもいい?」と声を掛けてから手伝うようにしてください。はじめから全部自分で行うことは難しいので、例えば靴下を履くときは、最初はつま先までは大人が入れてあげてから「足首まで上げてみようか」と促すなど段階的に進めていかれると良いでしょう。かぶりのシャツを着脱するときは「いないいないばあ」、ズボンを履くときは「どこから足が出てくるのかな」などの声掛けも喜びます。0・1歳児頃の着脱は一人でできなくて当たり前。出来たときは褒めてあげて、成功体験を次につなげてあげましょう。

なんでも自分でやりたがる時期には

子ども達は自我が自我が目覚めるとなんでも「自分でやりたい」と言いますが、この頃は着脱もまだ一人ではうまくできないため、お家の人も困ってしまうことがあるのではないでしょうか?早くして欲しい、と大人が焦ってもうまくいかないもの。そんなときは深呼吸をして自分の心を落ち着かせ「お手伝いしてもいい?」「ここを手伝うね」と具体的に声を掛けてからお手伝いをするようにしましょう。何も言わずに大人がやってしまうと、子どものやる気を削いでしまいますし、やってもらうのを待つ子どもになってしまうこともあります。

「服着たくない!」と子どもが言ったときは、保育士は二つの服を子どもに見せて「こっちの服とこっちの服、どっちを着る?」と尋ねて選んでもらうようにしています。すると、駄々をこねていた子どもが「こっち着る」と言うことも。この方法、イヤイヤ期の子どもにいろいろ応用できるワザです。

子どもにとって着脱しやすい服とは

園では着脱しやすい服で登園するようにお願いしています。具体的には、ズボンのウエストはなるべくゴムのもの。ウエストがホックやぼたんだと、トイレに間に合わないこともあるからです。それから、背中にチャックが付いている、必要以上にボタンが付いているなどは子ども向きではないと思います。また、フード付きや、首の周りにヒモのついた服は危険な為、園では禁止しています。お誕生日のときなどは、素敵な服を着て登園する子もいますが、お誕生会が終わると「着替えようか」とさりげなく誘導して、子どもの気持ちに寄り添うようにしています。

先回りして手を出さず、見守りましょう

園では公園から帰った後は着替えます。この流れが分かると、子どもに「この後は公園に行きます」と言っただけで、帰ってきたときの着替えを自分から準備するようになります。このようにルーティンを決めておくと子どもは先を見通すことができるようになり自分から考えて行動してくれるようになります。家庭でもルーティンを決めておくと、生活の流れがスムーズになるかも知れません。

3歳以上児が登園してくる際に、子どもは自分でできるのに保護者が仕度をしてしまう様子が見られます。この子にはまだできない、また大人がやった方が早いと思ってやってしまうと、知らないうちに子どもの自分でやる意思を削いでしまうことも。子どもを信頼して見守る、できたことを認めてあげる。これが子どもの自己肯定感につながります。すると、自信を持っていろいろなことにチャレンジするようになり、将来的にはプラスになります。「先回りせずに少し待つ」着替えの場面ひとつでも、子どもの成長は変わってくると思います。

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